千早「…萩原さん…どうやら決着を付けなければならないようね」

雪歩「…千早ちゃん…何度戦っても同じだよ…」

千早「…思えば長い戦いだったわ…」

雪歩「かれこれ2ヶ月…目と目が合えばこの話題」

千早「私達の間には超えられない壁がある」

雪歩「でも、お互い譲らず」

千早「我を通す」

雪歩「だって私が」

千早「私が」

千早/雪歩「「正しいのだから」」



美希「なんなの?あれ、律子……………」

律子「そんだけ溜めるならもう良いわ。とでも言うと思った?」

美希「………さん。えっとね、あの2人の」

律子「ああ、ほっときなさい。聞きたい?聞きたくないならとっとと出ていくべきよ」

美希「律子………さんは見てるの?」

律子「一々こんな事で席を立ってたら時間がもったいないわ」

美希「ふーん、じゃあ、ミキもここで見ておこうかな」

律子「勝手になさい」


雪歩「…千早ちゃん…できれば私は千早ちゃんと争いたくなんてなかった…」

千早「萩原さん、私もよ…」

雪歩「…でも、今日で、終わらせる…」

千早「ええ…望むところよ…!」

雪歩「…」

千早「…」



美希「まだ始まんないのかなぁ…あふぅ」

律子「ほっときなさい、ほっときなさい」

美希「所で律子…………さん、何食べてるの?」

律子「黄金糖」

美希「ちょーだい」

律子「はい」


千早「萩原さん…最初にいっておくわよ…」

雪歩「…」




千早「春香のおっぱいが美味しいに決まってるでしょ!」

雪歩「真ちゃんの母乳が至高だって何度言ったらわかるの!?」



美希「ねえ、律子、なにあれ」

律子「さんをつけなさい。見ての通りよ」

美希「ミキね、学校のせーきょーいくでならったの、女の人は、赤ちゃんが出来るとおっぱいが出るようになるって」

律子「そうね」

美希「…………なんなのなの!?」

律子「なんなのなのなの?」

美希「マネしないで欲しいの!」

律子「私に聞かないでほしいの」



千早「大体萩原さんは分かってないわ!あの春香よ!あの春香の母乳なら至高でなくてなんなの!?」

雪歩「ぜんっぜん分かってない!分かってないのは千早ちゃんだよ!真ちゃんのあの中性的な見た目から来るギャップと相まって真ちゃんの母乳はもうそれはもう」

千早「言葉に出来ていないじゃない!」

雪歩「言葉に表すだけが表現じゃない!」

千早「この場においてそれは愚かな答えだと言わざるを得ないわ」



美希「二人の会話は大体愚かだと思うな」

律子「ほっときなさい、ほっときなさい」

美希「真と春香は今どこに居るの?」

律子「ああ、さっきドアを開いて直ぐ閉めてどっかに行ったわ」



春香「ね、真、元気出して」

真「…うわぁ………うわぁ………」

春香「お互い大変だよね」

真「……」





千早「もうまどろっこしいわね!こうなったらとことんよ、とことんやるわよ!」

雪歩「望むところですぅっ!」


律子「終われ」