雪歩「こ、こっちですあずささぁ~ん」

あずさ「は~い」

雪歩「ここが私の家ですぅ。さ、早く入りましょう」

ガラガラガラ

ラガラガラガ

ピシャン


雪歩「ただいま~」

あずさ「おじゃまします~」

雪歩「何とかなりました……」

あずさ「急に雨が降ってくるんだもの、大変だったわね~」

雪歩「そうですね。でも、今日の現場から家が近くて助かりました」

あずさ「でも、良かったのかしら?こうして雨宿りさせてもらっちゃって」

雪歩「大丈夫ですよ!」

あずさ「うふふ、ありがとう雪歩ちゃ……くしゅんっ」

雪歩「あぁ!だ、大丈夫ですかあずささん!」

あずさ「大丈夫よ、雨で少し身体が冷えてしまったのかしら」

雪歩「でも、このままじゃ風邪ひいちゃいます……ひっくちっ」

あずさ「あらあら、大丈夫雪歩ちゃん?」

雪歩「えへへ、私も身体冷えちゃったみたいです。今タオル持ってきますね」

あずさ「ごめんなさいね、雪歩ちゃん」

雪歩「いえ、ついでにお風呂も沸かしてきます~」

とたとた

あずさ「雪歩ちゃんのおうち、大きいのね……。」

ピピッオユハリヲシマス

とたとた

雪歩「お待たせしましたあずささん。タオルどうぞ」

あずさ「ありがとう、雪歩ちゃん」

雪歩「お風呂もすぐに沸きますから」

あずさ「色々と悪いわねぇ……」

雪歩「いいんですよ、私達同じ事務所の仲間じゃないですか」

あずさ「雪歩ちゃん……」

雪歩「えへへ」

あずさ「それじゃあお言葉に甘えようかしら」

雪歩「はい!」

ノコリアトゴフンデオフロニハイレマス

雪歩「もうすぐですね。先にシャワーだけでも浴びてください

   その間にお風呂も沸くでしょうし」

あずさ「そんな、雪歩ちゃんが先に入ってちょうだい」

雪歩「私は大丈夫です!あずささんが風邪ひいちゃったら大変ですよ!」

あずさ「雪歩ちゃんのおうちなんだから、雪歩ちゃんが先に入るのが道理よ」

雪歩「お客さんに風邪をひかれちゃ萩原の名が廃りますぅ!」

あずさ「……」

雪歩「ダメです!」

あずさ「ふぅ、わかったわ」

雪歩「ほっ……」

あずさ「じゃあ一緒に入りましょう」

雪歩「そうそう一緒に……って、えええぇぇぇ!!!???」

あずさ「?」

雪歩「ど、な、えぇ!?」

あずさ「どうしたの?」

雪歩「いい一緒にって……」

あずさ「うふふ、合宿でも一緒に入ったじゃない」

雪歩「あ、あれはみんなもいたから……」

あずさ「そうと決まればほら、一緒に入りましょう。ね?」

雪歩「え、あ、はい……」

オフロガワキマシタ



かぽ~ん



雪歩「お、お湯加減いかがですか?」

あずさ「とっても暖かいわよ~。雪歩ちゃんもほら」

雪歩「はぅ。そ、それじゃあ失礼します……。」

ちゃぽ

あずさ「いらっしゃ~い」

雪歩「ふぅ~、あったまります……」

あずさ「そうねぇ」

雪歩「あの、狭くないですか?」

あずさ「大丈夫よ。ところでどうして背中を向けているの?」

雪歩「はぅぅ……。だって、あずささんと違って私はひんそーでちんちくりんで…」

あずさ「そんなことないわよ。雪歩ちゃんだってしっかり、ほら」

むにょん

雪歩「ひ、ひあああああああ!!!!!???な、な、なにするんですかぁぁぁぁ!!!」

あずさ「うふふ、ごめんなさい。でも、雪歩ちゃんはひんそーでもちんちくりんでもないわよ」

雪歩「ううう……。あずささんに言われても……」

あずさ「あら?」

雪歩「私は本当に…」

あずさ「雪歩ちゃんはもっと自分に自信を持っていいのよ。こんなに可愛らしくてスタイルもいいんだから」

雪歩「そ、そんなこと…」

あずさ「それにね、さっきみたいに自分の意見をちゃんと言える強さも持っているじゃない」

雪歩「あ、あれは、その…」

あずさ「皆も、きっと力になってくれるわよ。独りじゃないって、それだけで自信に繋がるんじゃないかしら~」

雪歩「あずささん……」

あずさ「うふふ。さて、そろそろ上がろうかしら~」

雪歩「あ、はい。私ので申し訳ないんですけど着替え用意しておきましたから」

あずさ「あらあら、ごめんなさいね雪歩ちゃん」

雪歩「い、いえ…。普通のスエットですけど……」

あずさ「うふふ、十分よ。それじゃあお先に~」

雪歩「あ、は~い」

かぽ~ん

雪歩「ふぅ……。自信を持つ、かぁ。いつか、そうなれたらいいなぁ」





おわり