千早「そんな嘘だまされませんよプロデューサー」

P「いや嘘じゃなくて」

千早「今日はエイプリルフール…人の口からは嘘しか出ない日…」

千早「だもんげ☆」

P「いや、だから」

千早「それにしてもプロデューサーにはがっかりですよ…そんなちゃっちい嘘しかつけないなんて」

P「ちゃ、ちゃっちい嘘・・・」

千早「消費税が8%…?プロデューサー?もしそんな嘘で高槻さんが不安になったらどうするんですか?」

P「や、やよいは関係ないだろ・・」

千早「高槻さんを陥れる輩はたとえプロデューサーといえども許・さ・な・い」

P「ひ、ひぃぃ・・・。だ、だけどな千早、嘘じゃないんだよ・・信じてくれ!」

千早「信じません」

P「ぐふぅ・・・だ、だったら試してみろよ」

千早「試す・・?」

P「今から105円だけを持って100円ショップに行ってなんでも好きなもの買って来いよ・・・買えるものならな!」

千早「ふぅ・・何がプロデューサーをそこまで駆り立てるのでしょう・・・嘘を突き通すのが趣味なのでしょうか・・」

P「千早は自我を通すのが趣味だな」

千早「いいですよ、受けてたちましょう。ちょうど愛用の100円イヤホンの左側が死んだところですし」

P「いっとくがズルはするなよ?」

千早「するわけないでしょう。ほら私のサイフはプロデューサーが持っていてください」

P「うむ、確かに預かった。じゃあはい105円」

千早「ありがとうござます。じゃあ行ってきますね。・・・・逃げないでくださいね」

P「ふん、こっちのセリフだよ」

千早「ではっ・・・」   ガチャッ

P「・・・・・・行ったか」



・・・・・・・・・・


千早「おぅぇぇぇぇ・・・・うぇぇぇぇっぇぇ・・・・ゴホッガホッ・・・ヒッグ」

P「も、もう泣くなよ千早・・」

千早「あの店員・・!あの店員のセリフ・・・!私は忘れないわ・・・!ごぉっほ・・・!」

P「分かったて・・な?俺が悪かったよ・・・。な?」

千早「『チッス、ヒヤカシハオコトワリッスww』・・・・・・おうぇぇぇぇぇ・・・」

P「分かったから・・・何回も聞いたから・・・な?」

千早「・・・・・なーんちゃって」

P「・・・・えっ?」

千早「あやうくプロデューサーの罠にはまるところでしたよ」

P「・・・・罠?」

千早「あの店を指定したのはプロデューサーです。つまり事前にいろいろ手を加えることができたはずです」

P「どんだけ俺嫌な性格してんだよ」

千早「とにかく、今の勝負は無効です。次は私が適当に選んだ100円ショップに行ってきますから」

P「えっまだやるの?」

千早「当然です。このままじゃ私の負けみたいじゃないですか」

P「や、やめとこうよ・・・さっきまでお前マジ泣き・・」

千早「ふふっ、逃がしませんよプロデューサー・・今度はあなたが泣く番ですからね・・・では・・」ガチャッ

P「あぁっ・・・」




・・・・・・・・・・

千早「ごぉぉぉぉぉぉっほぉっ・・・・・・・・!がぁぁぁぁぁっほぉっ・・!・・・ふぇっ・・・ふぇっ・・・」

P「千早落ち着いて・・・まずそのブリッジをやめて・・・」

千早「忘れない・・・あの店員の目・・・・!・・・私は絶対に・・・!ごぉぉぉっほぉっ・・!」

P「ち、千早・・・いいから・・もう俺の負けでいいから・・・な?」

千早「『セケンシラズッポイカオ…ムネノオモミモシラナイッポイカオ…』・・・・おろろろろろ」

P「あぁもう・・どうしたら・・」

やよい「・・千早さん?泣いてるの?」

P「あ、やよい」

千早「た、高槻さん?・・・・た、高槻さん!聞いて大変なの!消費税が・・消費税が・・」

やよい「消費税・・・?あぁ!確か今日から5%から8%になったんですよね~」

千早「や、やよい知ってたの?っていうか本当だったんですかプロデューサー!」

P「だから初めからそういってるのに・・・」

千早「そ、そんな・・・やよい?食費とかは大丈夫?」

やよい「大丈夫ですよ!もやしは安くて強いので消費税の影響そんなに受けません!」

千早「そう・・よかったぁ・・・」

P「ははっ・・・結局は千早の杞憂だったわけか」

千早「えぇ、そのようです・・」

やよい「そうだ!これから二人とも私の家にきませんか?実はもやしを駆け込みで買いすぎちゃって・・・」

P「ん、じゃあお邪魔しようかな」

千早「お邪魔でないのならぜひ」

やよい「うっう~みんなで増税に負けない強いもやしを食べて増税に強い体を作りましょ~」

千早・P「おぉ~!」







やよい(えへへっ実はもやしを買いすぎたってのは嘘なんです。駆け込みする余裕なんて私の家にはありません。ただ泣いてた千早さんを笑顔にしたかっただけ・・。でもいいよね・・だって今日はエイプリルフールなんだもん!)