愛「春香さん誕生日おめでとうございます!!!!!!」

春香「うわぁ!? びっくりしたー……。愛ちゃん、今日も元気だね」

愛「はい! おめでとうございます!!!!」

春香「ありがとう愛ちゃん」

愛「はい!! そういえば私が春香さんに出会って、もう大分経つんですよね。私、春香さんに出会わなかったら、あのまま頑張れなかったかもしれないです」

春香「そんな事ないよ。愛ちゃんは落ち込んでも、すぐ立ち直って一生懸命頑張って、今じゃ立派なアイドルだよ」

愛「765プロの皆は凄いけど、私は春香さんが一番です! 春香さんが私の目標で憧れで……一番好きなアイドルです」

春香「なんだろう、そうやって言われると恥ずかしいというか……! ありがとう愛ちゃん。でもね、もうすぐやめようと思うの」

愛「やめる?」

春香「うん。アイドルをやめようと思う」

愛「えっ!? えぇーーーーー!!!? どっ、どうしてですか!?」

春香「これ以上アイドルをやっていても私は輝けないと思うから。あの時、アリーナライブを終えた後に私は思ったの。もうあの頃の私は作れない、あの輝きを戻せないって」

愛「でっ、でも!! 春香さんは今も応援されていて、人気もあって、輝いていると思います!!!!」

春香「そう言ってもらえるのは嬉しい。でもね愛ちゃん、そろそろ次に世代交代してもいいと思うの」

愛「世代交代……?」

春香「愛ちゃん、愛ちゃん達が次の時代のアイドルなんだよ。私達のバトンを受け継ぐ次の世代のアイドル」

愛「私達が次の世代のアイドル……。そっか、私、頑張ります!! 春香さん達のバトンをしっかり受け取って、アイドルの世界を輝かせてみせます!!!!」

春香「愛ちゃん……頑張ってね」

愛「はい!! あっ、そういえば春香さん、誕生日ケーキ作ったんで、バトンのお返しにプレゼントします!!」

春香「ほんと! ありがとう愛ちゃん!」

愛「これでっ……うわぁ!! どこぞやのパンダのぬいぐるみで足滑らせてこけちゃったー!!!!! わぁ!? 春香さんすいません!! 顔中ケーキまみれになっちゃいました!!!!!」

春香「そこは受け継がなくていいよー!!!!」


END