わたくしは現在福岡の久留米に来ております。
福岡と言えば、とんこつらぁめんが有名です。
一般的には、博多らぁめんや長浜らぁめんが有名でしょうか?

とんこつらぁめんはここ久留米が発祥と言われてますが、
全国的な知名度はまだまだでしょうか。
全国的には、大砲ラーメンさんや丸星ラーメンさんなどが知られているくらいでしょう。
とんこつらぁめんの発祥といいましたが、とんこつらぁめんの始まりは
支那そばと長崎ちゃんぽんをひんとにして生み出されたといわれています。 
ちなみに、久留米には久留米ちゃんぽんというものがあり、
諸説あるのですが長崎ちゃんぽんとの兄弟料理と言われています。
 
実は元々のとんこつらぁめんはいわゆる白湯のすぅぷで、
今では一般的な豚骨の白濁すぅぷは、
三九という店の店主の失敗から生まれたものらしいですが、真、面妖なことですね。
ここで、とんこつらぁめんとして有名な博多らぁめんと比較してみましょう。
 
まずは、麺についてでしょうかね。。
一般的にとんこつと言えば細麺ですとれぇと、
そしてハリガネとかバリカタと言われる硬めの麺が想像されるでしょう。
久留米らぁめんの場合、細麺は一般的ではなく、中太麺が多く柔らかい派の麺が多いとのことです。
一番の特徴と言えばすぅぷになるでしょうか。
博多らぁめんはすぅぷは使い切り、いわゆる取り切りのすぅぷです。
久留米のらぁめんはのすぅぷは、呼び戻しといわれています。
簡単に言うと、うなぎ屋さんの継ぎ足しながら使われるたれみたいに、
使ったぶんだけすぅぷを継ぎ足してるわけですね。
それゆえに、濃厚でくりぃみぃなのに、
あっさりしているというすぅぷができあがるということです。
他に特徴的と言えば、豚の背油を揚げたカリカリ、そして海苔をのせることでしょうか。
カリカリの方は見かける店舗は少ないのですが、海苔はどこでものってる印象ですね。
 
さて、前置きはこのくらいにして今日のお店になります。
本日のお店は清陽軒さんですね。
清陽軒さんは久留米では歴史のあるとんこつらぁめんのお店であり、昭和27年創業のお店です。
実は一度暖簾を下ろされているのですが、
根強いふぁんの方々の声により平成20年に復活を遂げました。
わたくしたちも、引退した後もう一度すてぇじで姿を見たいと言われるあいどるになりたいものです。
屋台時代に使われていた暖簾をくぐると、らぁめん屋さんとは思えないほどはいからな雰囲気ですね。
大きな窓から日の光が注ぎ込み、看板を見なければ喫茶店かと勘違いしてしまいそうな内装ですね。
 
しかしながら、かうんたぁやお座敷もありますので、ここはらぁめん屋なのは間違いないのでしょう。
店員の方からご自由にお座りくださいと案内されましたので、目の前のかうんたぁに座ります。
活気ある声が響き渡る店内で、わたくしは水をいただきながらめにゅうを吟味します。
屋台仕込みらぁめんとすっぴんらぁめん、この二つがこのお店の看板めにゅうなのですね。
ん、これは・・・とまとのらぁめん!?
面妖な!
非常に興味があるのですが、ここは看板めにゅうをいただきましょう。
すっぴんらぁめんはらぁどなどを使わないあっさりしたらぁめん。
屋台仕込みらぁめんが清陽軒の伝統の味なのですね。
はて、どうしたものでしょうか。
 
「すっぴんらぁめんをお願いします」
屋台仕込みらぁめんと悩みましたが、とんこつすぅぷ本来の味が楽しめるということでこちらにしました。
屋台仕込みの方はいずれかまたに。
待ってる間、前の方の広告を読んでいましたが、このお店には自慢の3種類の薬味があるそうです。
その一つであるからし高菜を少し小皿に取り分けて食してみます。
咀嚼してみますと、ぴりっとした辛さと独特の味付けが食を誘います。
筑後地方では高菜を油で炒めて食べることが一般的らしですが、なるほど。これはご飯に合います。
少しご飯が欲しくなりますが、今回は我慢です。
 
高菜を楽しんでいますと、店員の方がらぁめんを運んで来ました。
具材は叉焼、ネギ、海苔、きくらげと非常にしんぷるです。
まずはすぅぷを丼ごと持ち上げ一口ごくりと飲んでみます。
豚骨の濃厚でくりぃみぃな味が口いっぱいに広がります。
しかし、その濃厚なのに後味はしつこくなく、あっさりしております。
らぁどを使わないすぅぷがこんなに素晴らしいものだとは露知らず、非常に感服いたします。
 
次に麺に参ります。。
ずずっと麺を啜ると、麺と見事に絡み合うすぅぷに心踊らされてしまいます。
なるほど、これが近年少しずつ認知されてきている久留米らぁめんなのだと。
そういえば、久留米のらぁめんは基本替え玉がないそうですね。
すぅぷが水気で薄まるからだそうです。
清陽軒さんには替え玉があるそうですが、
替え玉があるところには追加のすぅぷを出すところもあるそうです。
久留米では大盛りが基本とのことです。
らぁめんを楽しみながら箸を進め、そろそろ頃合かとみて次の薬味に手を出します。
入れすぎに注意!と広告に書かれているにんにく醤油ですね。
これをひとさじ加えてよく溶いた後、すぅぷをレンゲで一口飲んでみます。
・・・面妖な。
先ほどまで、あっさりとしていたすぅぷが途端にコクを増します。
生のすりおろしにんにくと醤油だれが合わさって、わたくしの食欲をくすぐります。
一つの薬味でここまで味が変わるとは、店員の方の絶え間ない努力の結晶を垣間見た気がします。
高菜の方は、らぁめんに入れるよりも箸休めとして食す方がわたくしに合ってる様なので、
箸休めとしていただいております。
この高菜も実は三回ほどおかわりしております。
自家製の高菜らしいですが、できたらお持ち帰りしたいものです。
さて、名残惜しいですがもう残りが少なくなってしまいました。
ここで最後の薬味、こがし一味を試してみましょう。
少ししっとりした一味を匙でとり、すぅぷに溶かします。
麺を啜ると、先ほどの濃厚なすぅぷにぴりりという刺激が入り、全体の味を引き締めつつ、
かつすぅぷの味を引き出します。
ああ、これが至福と言うのでしょうね・・・
すぅぷまで飲み干したわたくしには、もう満足と言う言葉しか浮かびませんでした。
この出会いと、このらぁめんに携わった方々に多大なる感謝をこめて、
今回のれぽぉとを終わらせていただきます。

「こんな感じで良かったのでしょうか。」
あなた様に査読してもらいながらわたくしは不安になります。
「うん、いいんじゃないか。」
あなた様の言葉にわたくしはほっと胸を撫で下ろします。
「どうだった?久留米のとんこつらーめんは。」
「非常に素晴らしいものでした。あのようならぁめんは初めてでした。」
ふふ、そうか。と少し満足気に笑うあなた様、
何か良いことでもあったのでしょうか?
「まぁ、今回の企画は俺の故郷の味を貴音に知って欲しかっただけなんだけどな。」
あなた様が少し照れ笑いしながら話します。
「はて・・・?どういうことですか。」
「この体験レポートを通じて、もう少し久留米のらーめんを知って欲しかったのもあるが、
それ以上に一番の最高のパートナーに俺の生まれた街を知って欲しかったのもあるんだ。」
そんなこと言われては、わたくし勘違いしてしまいますよ?
たぶん少し赤い顔していると思いますが、そこにあなた様のお腹のなる音が。
お互い、きょとんとした後噴出してしまいました。
「いやー、すまんすまん。レポート見てたら腹が減ってきてな。とりあえず、お昼だしラーメン食べにいくか。」
ふふっ、とわたくしは笑みがこぼれます。
「はい、ご一緒いたします。」
でも、わたくしはあなた様と食べるらぁめんがいつでも一番なのですよ?
 

このSSはラーメンwaiker福岡・久留米2014特別編集 久留米ラーメン道及び清陽軒さんのHPから引用・参照しています。
この場を借りて感謝の意を述べたいと思います。