伊織「何よ?」

あずさ「ふふ~ん♪ふふふふ~ん♪」

亜美「いおりんはNTRってなんだか知ってる」

あずさ「ほぶはっっ!!!!!????」

伊織「……NTR?」

亜美「うん、何かこの雑誌に今流行っているって書いてあるんだけど」

あずさ(さ、最近のティーン誌は過激ねぇ、じゃ、なくて、イケナイわ、伊織ちゃんと亜美ちゃんが余計な事を覚えちゃう、ここは大人の女性とキチンと)


伊織「もちろん、知ってるわよ」


あずさ「ちゅーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????」


亜美・伊織「!?」ビクッ


あずさ「あ、ご、ごめんなさいね、何でもないわぁ」

亜美「流石いおりん!! で、NTRって何!?」

あずさ「あ、あのぉ、亜美ちゃんにはまだ早いと私は思うんだけどぉ」


伊織「ナイス」


あずさ「え!?」

亜美「あ、一文字目? Nがナイスって事?」

伊織「そう……ナイス・ティー・ら……り……ローリングよ」


亜美「ナイス・ティー・ローリング」


伊織「うん」

あずさ「え? え? そう言う単語が本当に? え?」

亜美「どういう、意味?」

伊織「紅茶」

亜美「ティー?」

伊織「ティー」

亜美「うん」

伊織「を……回す、テクニック? よ」

亜美「ん? ……んん?」

伊織「亜美は、紅茶に砂糖は何杯入れるかしら?」

亜美「さん」

伊織「だったら、こうね」クルクルクル

亜美「え?」

伊織「こう、回すのスプーンを」クルクルクル

亜美「え? 二杯の時は?」

伊織「……こう、ね」クルルルルル

亜美「へ~~!!」

伊織「お、覚えて置くといいわよ? 良い所のレストランだとそう言うのも見られているから」

亜美「うん、気をつけるよ」

あずさ(伊織ちゃん、絶対嘘付いているけど、でもまぁ、なんとも無くてよかったわぁ)

律子「アンタ達~? 準備は出来てる? ん? 何してんの? 亜美、伊織、手をクルクルして」

亜美「あ、今ね、いおりんにNTRを習ってた~」

律子「ん? 何て?」

亜美「いおりんにNTR習ってた、ちなみに亜美は3、いおりんは2だって」



律子「…………」ドサッ



あずさ「律子さん!!」

伊織「律子!?」

亜美「りっちゃん!?」





律子「」ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ

亜美・伊織「」ショボボボボボボーーーーン


あずさ「あ、あのぉ、伊織ちゃんも亜美ちゃんも反省しているようなのでその辺で~」

律子「この会話聞いてて何もフォローしなかったあずささんにも問題ありますけどねっ!!」ギロッ

あずさ「え、えっとぉ……わ、私も、その……え、NTRですか? 良く、知らないですし~……」

亜美「そうだよ~りっちゃん!! 亜美はしら無い事を聞いただけだよぉ!!」

伊織「う、嘘を付いたのは悪かったわ、じゃあ、でも怒ったって事は律子は何だか知ってるって事よね?」


律子「え」


亜美「ねぇ、教えてりっちゃん、NTRって何?」

伊織「私も聞いておきたいわ」

あずさ「……あ、え、わ、私もぉ」


律子「う……」


亜美「ねぇねぇ、りっちゃん~」

伊織「何なのよNTRって」

あずさ「…………ねぇ?」


律子「……の」


亜美「の?」


律子「ノーマル・ティーチャー…………ラックよ」


伊織「ノーマルティーチャーラック」

あずさ(律子さんも……ごまかしてる……)

亜美「どういう意味?」


律子「あ、ある一定の水準の評価を受けた教師を一箇所に集めようと言う政府の政策で」


ガチャ


P「おーい! 何してんだお前ら!? もう本番始まるぞ!!」


亜美「あ、兄ちゃん、ちょっと待って!!」

伊織「今、律子から、NTRについて習ってるから!!」


P「………………え?」


律子「………………ち、違うんですよ」