765アイドル出演ラジオ番組表:SS一覧


ババンバーン ババンバーン
バーン バババン!

高木「いやぁ、今週も始まったねぇ」

善澤「そのようだね」

高木「私、高木順二郎と芸能記者の善澤君が毎週日曜日23時にお届けするHot!もっと!ラジオ」

善澤「高木が経営する765プロの話題を中心に、アイドル業界の現在(いま)を届ける、というような内容だったね」

高木「説明ありがとう、善澤」

善澤「よせよ。長い付き合いじゃないかね」

高木「ふふ。さて、今週もこのコーナーから始めてみようかねぇ」

バーバッバーン バババン!

善澤『今週の765プロ』

高木「いやぁ、夏休みも終わっただろう?」

善澤「ふむ」

高木「夏休みデビューというのかねぇ」

善澤「ほう。あまり良いイメージの言葉ではないが」

高木「一般的にはそうだねぇ」

善澤「どういう意味かね?」

高木「我が社の誇る歌姫、如月千早くんが歌番組に初出演したのだよ!」

善澤「なるほど。それは良い夏休みデビューだ」

高木「彼女は頑張っていたからねぇ。誰よりもレッスンに励んでいたし」

善澤「ふむ」

高木「TVの向こう側で高らかに歌い上げる彼女は、それはそれは光り輝いて見えたものさ」

善澤「光り輝いて、ねぇ」

高木「おや?どうしたのかね?」

善澤「何がかね?」

高木「何やら不満顔だが」

善澤「お前さんは身内に甘すぎるからね。以前から言っていることだが」

高木「ハッハッハ。そんな理由か。私はてっきり、君が嫉妬しているのかと思ったよ」

善澤「…嫉妬?何にかね?」

高木「私がウチのアイドルを褒めたことに、さ。いや、冗談冗談。ハッハッハ」

善澤「…バカなことを」

高木「それでは曲紹介にいってみようかねぇ」

善澤「Perfumeで『ねぇ』」

~曲明け~

高木「今週もたくさんのメールが届いているようだねぇ。善澤、紹介してくれるかい?」

善澤「うむ。茨城在住の『ちあリーダー』から」

高木「すっかり常連になってきたねぇ。いつもありがとう」

善澤『高木社長、善澤記者、こんばんわ』

高木「こんばんわ」

善澤『やっぱり男は30歳からですよね!』

高木「ふむ。どうだろうねぇ」

善澤「どうしようもない三十路もいるからね」

高木「私たちが30歳のころは…まだまだ青二才だったねぇ」

善澤「まったくだ。夢ばかり大きくてね」

高木「夢の大きさはいまでも変わっていないがね」

善澤「お前さんはそうだろうな」

高木「相変わらず頼りない社長だがね。ハッハッハ」

善澤「昔から変わらんよ、お前さんは。困ったことがあると笑って誤魔化そうとする」

高木「そうだったかね?」

善澤「私はそんな高木のことが……」

高木「ん?何か言ったかね?」

善澤「…何でもないさ」

高木「ハッハッハ。相変わらず掴めない奴だな、君は」

善澤「お前さんには言われたくないがね」

高木「それではこの辺りで次のコーナーに行ってみようかね」

善澤『高木社長の、アイドルの心得』

高木「このコーナーは765プロ社長である私、高木順二郎が『アイドルとしての心得』をお伝えしようというコーナーだ」

善澤「けっこうマトモなことを言うからな、お前さんは。たまにチャランポランだが」

高木「それがタマに瑕、かね?ハッハッハ」

善澤「…玉にキズ…高木のタマに……」

高木「おや?どうしたのかね?」

善澤「…何でもないさ」

高木「アイドルの心得なんだが…私はこう思うんだ。『既にアイドルなんだ』と」

善澤「ほう。詳しく聞きたいね」

高木「寝ても覚めてもアイドルになることしか考えられないのだとしたら、その子はもうアイドルなのさ。人前に出る出ないに関係なくね」

善澤「それは短絡的過ぎる気がするが」

高木「そんなものさ、アイドルになるということは」

善澤「それがお前さんの哲学なのかね?」

高木「いや、適当なことを吹いているだけさ。ハッハッハ」

善澤「変わらんなぁ、昔から。そんなお前さんを私は……」

高木「ん?何か言ったかね?」

善澤「何でもないさ。そう、何でもない。私だけが知っていればいいことだ」

高木「何年付き合ってみても、やっぱりおかしな奴なぁ」

善澤「付き合う?私と高木が突き……」

高木「お別れの時間がきてしまったようだねぇ」

善澤「突く……?」

高木「それではみなさん、良い週明けを」

善澤「どちらがどちらを……?」

ババンバーン ババンバーン 

善澤「私はどちらかというと突かれ」

高木「ふふ。おかしな奴だねぇ、まったく」

バーン バババン!

お し ま い


関連SS次作:春香と千早のグッドモーニング☆タイム!