千早「…ダメね」

千早「もっとこう…猫らしく言わないと」

千早「えっと…ふみゃあ」

千早「うーん…」

千早「今のはなかなかね」

千早「はぁ…コーヒーでも飲もうかしら」

千早「…」トクトク

千早「…」ズズッ

千早「熱っ」

千早「可愛くなりたい…」

千早「はぁ…」

千早「みんなー、ちぃちゃんだよー!はにゃはにゃー!」

千早「…割と良いのではないかしら?」

千早「だけどもっとこう…何て言うのかしら?」

千早「きらめきが欲しいわ」

千早「…」ズズッ

千早「熱っ」

千早「ベランダに出てみようかしら」

千早「よいしょ」ガラッ

千早「今日は星が綺麗ね」

千早「今日はお星さまがキラキラだにゃー」

千早「…悪くないと思うわ」

千早「とってもきらめいてる」

千早「あとは…そう、守ってあげたくなるような感じで」

千早「萩原さんのような…」

千早「はわわ…ちぃちゃん、お化け怖いよぅ…」

千早「…やれば出来るのね、私」

千早「同じ系統で…」

千早「な、泣いてないもん!うぅ…泣いてないもん…」グスッ

千早「…少しあざといかしら?」

千早「他には…」

千早「元気な感じ?」

千早「高槻さんや我那覇さんのような」

千早「おっはよ!ちぃちゃんだゆっ!」

千早「…何か違うわね」

千早「にゃっはっはー!ちぃちゃん参上なりー!」

千早「…いい感じね」

千早「そろそろ中に入ろうかしら」

千早「よいしょ」バタン

千早「あっるっこー あっるっこー 千早はー元気ー」

千早「ふふ…」

千早「甘えん坊な感じはどうかしら?」

千早「えっと…」

千早「ちぃちゃん辛いのキライー!」

千早「…少し子供っぽいかしら?」

千早「ふわぁ。膝枕してほしいにょー」

千早「…してもらえそうね」

千早「あとは…」

千早「ツンデレ?」

千早「ア、アンタだけのちぃちゃんじゃないんだからねっ!」

千早「…末恐ろしいわね、我ながら」

千早「そういえば最近胸が大きくなったのよね」

千早「ええ、なんと72センチになったわ」

千早「…」

千早「はぁ…肩が凝ってしょうがないのよねぇ」ユサユサ

千早「…揺れたわ、間違いなく」

千早「キラメキラリー プッと『ポチっとにゃ』」

千早「…いまのは録音しておくべきだったわ」

千早「…」

千早「キラメキラリー プッと『ポチっとにゃ』」

千早「…録音完了」

千早「再生」

「キラメキラリー プッ『ポチっとにゃ』」

千早「…萌えね」

千早「エントリーナンバー1番如月千早、曲は"I Want"」

千早「…1.2.3.無い!!!」

千早「有るわよ!!!!!」

千早「…なーんてね、なぁーんてね」

千早「はぁ…」

千早「うっうー!私、高槻やよいですぅ!」

千早「あら高槻さん、こんにちは」

千早「ち、千早お姉ゃん!」

千早「うふふ、どうしたのやよい?」

千早「きゃー、私、どうしよう…」

千早「きゃー、私もどうしよう!」ゴロゴロ

千早「…有るわよ、こんなことも」

千早「ち、千早お姉ちゃん?」

千早「なぁに、やよい?」

千早「私ね…お姉ちゃんと結婚しますぅ!」

千早「きゃー!幸せにしてねー!」ゴロゴロ

千早「…」

千早「録音完了」

千早「やよい日記を収めたテープが10巻を超えてしまったわ」

千早「今週だけで」

千早「古いテープはダンボールに入れて廊下に置きっぱなしだったから」

千早「春香が泊まりにきたときはヒヤヒヤしたわ」


千早「そろそろ専用のレンタルルームを借りようかしら?」

千早「そう、私たちの愛の巣を…」

千早「やよいー」ゴロゴロ

千早「きりーつ」スッ

千早「気をつけー」パッ

千早「如月二等兵!貴様、何の真似をしておる!」

千早「ベルリンの壁です!」

千早「…ぷっ」

千早「ぷっ…ふふ…どっちが…どっちが西側?ねぇどっち?」プルプル

千早「…」

千早「ふふ…」プルプル

千早「そういえばゴールデンウイークなのよね」

千早「…」

千早「ええ、予定はビッシリよ」

千早「明日は一日中部屋にいなきゃ」

千早「空き巣が入らないように」

千早「…」

千早「空き巣が入らないように」

千早「あ、メールだわ」

千早「えっと…」

千早「春香からね」

『やっほー千早ちゃん!じゃあまたねー!』

千早「…」

千早「ワケがわからないわ」

千早「あら、写メが添付されてるわ」

千早「…」

千早「そう…高槻さんと2人で買い物なのね」

千早「ふーん…」

千早「…」

千早「別に合流したくなんてないわ」

千早「それにここから遠いもの」

千早「歩いて15分もかかってしまう場所だもの」

千早「…」

千早「ええ、遠すぎるわ」

千早「きりーつ!」スッ

千早「気をつけー!」パッ

千早「如月二等兵!貴様、今度は何の真似をしておる!」

千早「崩壊後のベルリンの壁です!」

千早「…ぷっ」

千早「ぷっ…ふふ…さっきと何が違うの?ねぇ何?」プルプル

千早「…」

千早「ふふ…」プルプル

千早「ワガママ言って 『くっ…』 ごめんなっさいね 『くっ…』 だぁって本当の 『くっ…』 私を教えたーいんだもん」

千早「伝わりませーん!ちっとも伝わりませーん!」

千早「…」

千早「これはイマイチだわ」

千早「またメールだわ」

千早「あら、萩原さんからだわ。珍しいわね」

『穴から日本を見てみよう』

千早「…」

千早「何か悩み事かしら?」

千早「えっと…」

『そこから何が見えますか?』

千早「返信、っと」

千早「…」

千早「あら。もう返ってきたみたい」

千早「えっと…」

『空しか見えません』

千早「…」

千早「…なるほどね」

千早「さてと…」

千早「少しお昼寝しようかしら」

千早「寝る子は育つっていうし」

千早「…あふぅ」

千早「…」

千早「万能ね、私」

千早「よいしょ」パサッ

千早「おやすみなさい、やよい…」



お し ま い