春香「ねえ、千早ちゃん」

千早「なに、春香?」

春香「千早ちゃんは『みんみん』派? 『正嗣』派?」

千早「どっちも聞きなれないんだけど......それはなに?」

春香「やだなー、千早ちゃんどっちも宇都宮餃子の老舗じゃない」

千早「そうなの?」

春香「今度食べに行こうよ」

千早「そのお店はどこにあるの?」

春香「本店はどっちも宇都宮にあるんだけど、『正嗣』は都内でも食べられんだよ」

千早「みんみんは都内だと食べられないの?」

春香「どうだろう? みんみんは知らないなぁ、私は『正嗣』派だし」

千早「春香は『正嗣』派なのね?」

春香「正嗣は本当に美味しいから千早ちゃんも食べればきっと気に入るよ!」

小鳥「そう確かに『正嗣』は都内で焼いた状態で食べられるわ、しかし! みんみんだって取り寄せれば自宅であの味が楽しめるのよ!」

春香「こ、小鳥さん! あなたまさか!」

小鳥「そう、わたしは宇都宮餃子専門店のなかで最古参の餃子専門店『みんみん』を愛するみんみん派よ!」

千早「音無さんは『みんみん』派なんですね」

小鳥「そうよ千早ちゃん、宇都宮餃子は『みんみん』なしでは語れないわ」

春香「ちょっと待ってくださいよ『みんみん』派の小鳥さん」

小鳥「あら何かしら? 『正嗣』派の春香ちゃん?」

春香「『みんみん』てタレでアレンジして完成のスタイルですよね?」

小鳥「あら? なにか不満かしら?」

春香「それって餃子専門店としてどうなんだろうなって」

小鳥「......値上げしたくせに」

春香「それでも、210円で市内最安値ですから」

千早「ちょ、ちょっと二人とも」

小鳥「だいたいご飯もビールもないなんてどうなのかしらね」

春香「餃子専門店なんだからいいんですよ!!」

小鳥「ヤキ2頼んでビールと一緒に食べる、これ以上の幸せがあるかしら!!」

春香「最古参だからって偉そうにしないでください!!」

小鳥「そっちも40年ぽっちで老舗顔しないでよね!!」

春香「なにを!!」

小鳥「なによっ!!」



P「お疲れ様です......ってなんだこの状況は」

やよい「はわっ! 春香さんと小鳥さんがケンカしてます!」

千早「プロデューサー! 春香と音無さんを止めてください!」

P「説明してくれよ......ほらほら2人ともケンカはやめてなさいって...痛って! 音無さんぐるぐるパンチは地味に痛いんでやめてください! あと春香! アイドルがローキックはやめなさい!」

春香「だってこの『みんみん』派が!」

小鳥「プロデューサーさん自分が担当しているアイドルがよりにもよって『正嗣』派なんですよ!いいんですか!?」

P「いいもなにもなんの話ですか?」

千早「餃子の専門店の派閥争いです」

P「そんなくだらないことで喧嘩してたのか!?」

小鳥「くだらないとはなんですか!!」

春香「大事な話ですよ!!」

やよい「ケンカはやめてください!」

春香「や、やよい!?」

やよい「ぎょうざの消費量が静岡県に負けちゃってこれからみんなで団結してがんばらないといけないときなんです! なのに......なのに、どっちのほうがおいしいかでケンカはダメです!」

小鳥「やよいちゃん......そうね、そうだったわね」

春香「私たちがバカでしたね......」

P「なぁ千早、なんでうちのアイドルはこんなに宇都宮餃子に関心があるんだ?」

千早「私に聞かれても......」

春香「そうだ! いまからみんなで食べに行きませんか?」

小鳥「それはいい考えね!」

やよい「うっうー! とってもいいかんがえです!」

春香「じゃあプロデューサーさん、車出してください」

P「えっ!? いまからいくのか!?」

小鳥「いますぐに行かないと、20時までに間に合いませんよ!」

千早「なんで20時までなの?」

やよい「『正嗣』も『みんみん』も20時までなんです!」

春香「来らっせが21時半までだからそれまでには間に合わせてくださいね!」

P「行くことは決まってんのか...」

春香「ほらほら千早ちゃんも行こう! ねっ!」

千早「えぇ!?」

春香「それじゃあ、しゅっぱーつ!」



このあとプロデューサーの運転する車に乗って宇都宮まで行きました。
『正嗣』、『みんみん』双方の餃子を食べ比べ、最後は来らっせに立ち寄り冷凍餃子を購入し帰宅しました。
このとき宇都宮餃子に出会わなければ今の自分はいなかったと思います。
餃子ばかり食べて体型の維持は大丈夫なのか?ですか。大丈夫ですよ、宇都宮餃子は野菜がたくさん入っているので栄養バランスもばっちり。若い女性にこそ食べてほしいです。


宇都宮本 如月千早インタビューより抜粋