響「ごめん、聞き間違いかな。もう一度言ってくれる?」

千早「ゴーヤで胸は育つのかしら」

響「うん、自分の耳は問題なかったぞ」



千早「だって」

響「うん」

千早「我那覇さんはこんなに小さいのに」ナデナデ

響「うん、とりあえず撫でるのをやめようか」

千早「あら?どうしてかしら」

千早「我那覇さんの」

響「うん」

千早「頭が撫でやすい位置にあるのがいけないのよ」ナデナデ

響「言い方変えれば良いってもんじゃないよ!」

千早「しかも」

響「うん」

千早「可愛いなんて!」

千早「ズルいわ!!」

響「知らないさー!」ウガー




千早「でも可愛いと言われて顔が真っ赤になる我那覇さんとってもキュート!」

響「うう、褒められているのか、イジられてるのかわからないぞ」

千早「&スモール」

響「スモール!?」

Chihaya「Oh Hibiki! Repeat after me.」

HIBIKI「Yes?」

Chihaya「small」

HIBIKI「small」

Chihaya「Good!」

響「あーもう!ニューヨークから帰ってきてから面倒くさいよこいつー!」




千早「あら我那覇さん、自分より年上にその態度は無いんじゃないかしら」

響「え、千早と自分は同い年・・」

千早「同級生?フフ、我那覇さんたらおかしいわ」

響「いやだから・・」

千早「こんなにちんまい娘が同級生なんて信じられないわ」ナデナデ





響「自分だって胸ちんまいくせに」ボソッ

千早「あ゛?」アタマガシッ

響「ごめんなさい許してください」




響「それより千早―、さっきのはどういう意味さー!」

千早「我那覇さんが可愛いということがかしら?」

響「ちがーう!ゴーヤがどうたらって・・」

千早「ああ、言葉の通りよ。私の胸は確かに・・控えめだけど」

響(自分で言うのは構わないんだな)

千早「なのに同じ身長が控えめな我那覇さんの胸が控えめじゃないのはおかしいわ!」

響「もう千早が何言ってるかわからない・・」

千早「だから私考えたの、沖縄育ちの我那覇さんと私の違いを」

響「それがゴーヤ?」

千早「ええ、だってそうじゃない!あんな・・!あんな苦いモノを食べるなんて正気の沙汰じゃないわ!そこにバストアップの秘訣があると思うの!」

響「うん、とりあえずゴーヤ農家の人に謝ろうか」




響「というか、この前ゴーヤチャンプル作ってあげた時美味しいって言ってたじゃん」

千早「ええ、あれはとてもとても美味しかったわ」

千早「でも、最近自炊をするようになって、自分でも作ってみようとしたのだけれども・・」

響「あー、ゴーヤは下ごしらえにコツがいるからなー」

千早「そうね、本の通りにやってみたけど、上手くいかなかったわ」

響「また今度作りに行ってあげるさー!」

千早「本当?それは嬉しいわ。我那覇さんの料理はつい食べ過ぎてしまうくらいだもの」

響「えへへ、お世辞でもそう言ってもらえると嬉しいよ」




千早「お世辞なんかじゃないわ!」ギュッ

響「ふぇっ!?ち、千早!?」

千早「我那覇さんの料理、味はもちろんだけどその他にも・・そう暖かみを感じるわ」

響「あ、暖かみ?」

千早「私は料理のことはよくわからないけど、歌もそうだと思うの」

千早「音程が完璧、リズムが狂わない、カラオケで高得点を取ることは誰でもできるかもしれない」

千早「でもそれだけで人を感動させることは出来ない、そうでしょう?」

響「分かるような分からないような・・」




千早「我那覇さんは、仕事だからという理由で何も考えずにただ歌やダンスをするかしら?」

響「そ、そんなことないぞ!自分はファンのみんなに楽しんでもらえるように、自分のライブを見て喜んでもらえるようにやってるよ!」

千早「そうね、我那覇さんと一緒にお仕事をしているとその気持ち、強く感じるもの」

千早「我那覇さんの作る料理からも、同じ様に想いが伝わってくるわ。だからより一層美味しく感じると思うの」

響「う、うーん」ポリポリ

響「そこまで褒められると照れちゃうけど、確かに美味しいって喜んでもらうのを見るのは好きだから」

響「自分、頑張って作っちゃうのかな」ニコッ

千早「・・・」

響「ど、どうしたの?」

千早「我那覇さん可愛い!」ギュギュッ スリスリスリスリ

響「う、うぎゃー!やーめーるーさー!」




響「ハァッ、ハァッ、なんか凄い疲れた・・」

千早「私は我那覇さん成分、GNHP(ガナハポイント)を補給出来たわ」ツヤツヤ

響「も、もうツッコまないぞ。それより千早!はいこれ!」

千早「あら、この可愛らしい箱は何かしら・・」

響「えへへ、開けてみてよ!」

千早「ええ、早速・・」パカッ

千早「これは・・飴?」

響「だいぶ暖かくなってきたけど、まだまだ乾燥してるからな!」

響「だから、自分のど飴を作ってみたんだ」

千早「のど飴・・ねぇ我那覇さん、舐めてみても良いかしら」

響「もっちろんだぞ!」




千早「美味しい・・でも、今まで食べたこと無い味だわ」コロコロ

響「沖縄の果物の、シークヮーサーって言うんだ!さっぱりしてて良いでしょ?」

千早「しーくわーさー?」

響「シークヮーサー!身体にだっていいんだ!」

響「さっきの話じゃないけど・・自分も千早の歌大好きだから」

響「だから、少しでも千早が喜んでもらえるように想いを込めたんだ!」

響「な、なんちゃって・・」

千早「・・・・」

響(う、うぎゃー!自分で言ってて何かすっごく恥ずかしくなってきたー!?)




響「あ、あのな千早、ホントはね」

千早「我那覇さん」

千早「とても・・とても素敵な、誕生日プレゼントをありがとう」ニコッ

響「あっ・・言う前に言われちゃった、けど」

響「ゴホン、改めて!」

響「千早!ハッピーバースデー!」

千早「ありがとう、我那覇さん。私・・嬉しいわ」

響「えへへ、ホントはね!もっとちゃんとしたプレゼントを買いに行きたかったんだけど・・」

千早「いいえ、我那覇さんの優しさ、暖かさが、たくさん伝わって来た」

響「うううう、今日の千早はストレートだよぉ」

響「と、ともかく!それだけじゃ自分が納得できないの!」




響「だから、自分ができる範囲で千早の願いを叶えてあげる!」

千早「私の・・願い?」

響「そう!何でもいいんだぞ!」フンス

千早「何でも・・」フム

響「あ、でもあんまり高いものは・・ハムゾウタチノゴハンガ・・」

千早「うん、決めたわ」









「“響”って呼んでいいかしら?」









響「え?」

千早「私達、出会ってから結構経つけど未だに我那覇さん、って呼んでるでしょう?」

千早「私が、こんな性格なのが悪いのだけど、でも・・その」

千早「下の名前で呼んでみたらもっと距離が近くなるのかな・・なんて」

響「・・・」

千早「わ、私ったら何言ってるのかしら!?誕生日だからってうかれちゃっt」

響「ぷっ・・くふふ、あーっはっはっは!」

千早「えっえっ?ど、どうしたの?」

響「あーもう!千早ぁ!」

響「自分たち、今更そんなことを気にする仲じゃないだろ?」

響「千早は千早!どんな呼び方されたって自分が千早に対する気持ちは変わらないし、好きにするといいさー!」

千早「が、我那覇さ「響!」

千早「えっ?」

響「でも・・確かに下の名前で呼ばれたほうが・・嬉しいかな?これからはそう呼んでくれるんでしょ?」

千早「・・ええ、ホントは、恥ずかしいけれども、その」

千早「ゴホン」









――響








響「なーに?ちっはや♪」

千早「フフ、いいえ。何でも無いわ、呼んでみただけよ、響」

響「えー?なんだよ~」








真「仕事終わったから事務所に来てみたら、千早と響がソファでイチャイチャしてる・・」

貴音「如月千早・・・っ!」ギリッ

雪歩「し、四条さん、アイドルがしてはいけない顔になってますぅ~」




セッカクダカラジブンモチーチャンッテヨンデミヨウカナ

チ、チーチャン!?

ダメカー?

イ、イエハズカシイケドモソノ…

キサラギチハヤ! ソコニナオリナサイ!

ワー!タカネ! イキナリトビダサナイデヨ!

シ、シジョウサーン! オチツイテクダサイー!







小鳥(・・・事務所は今日も天国です)つREC