響「ごめん、聞き間違いかな。もう一度言ってくれる?」

貴音「月でごぉやは育つのでしょうか?」

響「うん、自分の耳は正常だったぞ」




貴音「ふふ、響に悪いところなどありませんよ」ナデナデ

響「う、うがー!頭なでるなー!」

貴音「仕方ありません、響は撫でやすい故」ナデナデ

響「うう、そりゃ自分小さいけどさぁ」

貴音「それだけではございませんが、致し方ありませんね」パッ

響「あっ・・」

貴音「どうしました?」

響「な、なんでもない!」

貴音「ふふ、響は真可愛らしいです」

響「も、もー!それより!さっきのはどういう意味さー!」





貴音「はて、そのままの意味ですが」

貴音「私は響と出会い、初めてごぉやを食しました。しかしあれは・・とても面妖な味でした・・」ブルブル

響「そりゃ、生のゴーヤをかじればね・・」

貴音「ですが、響が調理した“ごぉやちゃんぷる”なるものは大変美味しゅうございました」

響「沖縄の代表的な料理だからなー!そう言ってもらえると嬉しいよ!」

貴音「しかし、月でごぉやは見かけませんでした故、果たして植えて育つのか、と」

響「どこからツッコムべきか困る・・」

貴音「共に暮らすにあたり、必要になるではありませんか?」ハテ?

響「なんか冗談に聞こえない・・。そもそも月に行くってどういう意味さー!」

貴音「それは、とっぷしぃくれっと。ですよ、響」

響「あ、絶対からかわれてるこれ、自分」





響「っていうか、共に暮らすって何だよぉ!」

貴音「・・響は私と一緒は嫌ですか?」ショボン

響「ふぇっ!?そ、そういう意味じゃないぞ!た、ただその、自分と貴音は女の子同士だ
しごにょごにょ・・」アタフタ

貴音「・・冗談ですよ、響」ナデナデ

響「うう、恥ずかしがった自分がフラーみたいじゃないかぁ!また撫でてるしー!」ウガー

貴音「響が愛おしいのがいけないのですよ」ナデリナデリ

響「な、なんか恥ずかしいこと言われてる気がするけど・・。今日ぐらいは多めに見てあげるよ」

貴音「今日ぐらい、ですか・・?」

響「貴音、ほら時計!」

貴音「まぁ、もう日を跨いでしまいましたか。響を愛でていると時が経つのは早く・・」

響「そうじゃなくてー!はい、これ!」





貴音「これは・・まふらぁ・・」

響「ハッピーバースデー!貴音!!」

貴音「本日は、そうですね。私の誕生日でした」

響「えっへへー、貴音この前二十郎でマフラー汚しちゃったって言ってたでしょ?だから自分編んでみたんだ!」

貴音「響・・つけてみても、よろしいですか?」

響「もっちろん!いやー最近忙しかったから間に合うか心配だったけどなんとk・」

ふわり

貴音「真、暖かいですね」ニコッ

響「・・・・」ハッ

響「似合ってるよ、貴音」ポリポリ

貴音「身体もですが響の優しさ、想いが伝わり・・心も包まれるような気がします」

響「う・・き、気に入ってくれたみたいで良かったさー!明日は事務所でパーティーを開くからな!ラーメン食べ過ぎてきちゃダメだz」ギュッ

響「ひゃうっ!た、たかねぇ!?」





貴音「有難うございます、響。ですがこのまふらぁ、少々大きい気がしますね」

響「さ、サイズ間違っちゃったかな?それよりいきなり抱きついてどうしたn」

貴音「ですが」シュルル

貴音「このように二人で巻くにはちょうど良いかもしれません」

響「・・・貴音はズルいぞ」

貴音「・・響が可愛らしい故」

響「なぁ、貴音。自分と知り合って結構経つよね・・?」

貴音「ええ。ですが響、貴方は出会った頃と比べ、だいぶ甘えん坊になりました」

響「んがっ!た、貴音だって人のこと言えないでしょ!」

貴音「愛おしい人に甘えることは当然ではありませんか?」

響「うぅ・・」

貴音「こちらから顔は見えませんが、響の頬は真っ赤なのでしょうね」フフッ

響「も、もー!そうやって貴音はすぐ自分のことをからかうんだから!」クルッ










ちゅっ










響「」


貴音「私とて、恥ずかしいのですよ」カオマッカ

響「やっぱり・・貴音はズルいぞ」

貴音「・・響が愛しい故」ニコッ





響「・・これからも、一緒に居られるかな?」

貴音「響が望むのであれば、私はそういたしましょう」ナデナデ

響「また撫でてるし・・いいけどさ。ふわぁ~」

貴音「響、眠いのですか?」

響「ん~、今日もレッスン頑張ったからなー。ライブも近いし今が頑張りどころ、かな・・」

貴音「でしたら、今宵はこのまま二人で眠るとしましょう」

響「んん・・貴音の誕生日だし・・好きにすると・・いい、さぁ」クゥクゥ




貴音「響・・月は太陽が照らす故に輝けるのです」

貴音「私も同じ・・貴方の笑顔が私の頬を緩ませ、貴方の想いが私の想いを強くする・・」

響「むにゃ・・たかねぇ、たんじょーびだからってそんなにらーめんを食べたらだめだぞぉ・・」

貴音「貴方と迎えられたこの日を私はとても嬉しく思います」

貴音「そして、いつの日か還るとき・・貴方は私に付いてきていただけるのでしょうか」

貴音「・・太陽は皆を等しく照らす。私だけの、というのはおこがましいかもしれません」

響「えへへ・・たかねぇ。かなさんどぉ~」ムニャムニャ

貴音「それでも・・今だけは、今日だけは許していただきましょう」

貴音「愛しています、かなさんどーですよ、響・・」



ちゅっ