春香「小鳥さん、準備はいいですか?」天海春香です!

小鳥「もちろん、ばっちりよ」ピヨ

伊織「待ちなさい」

春香「どうしたの?」天海春香です!

伊織「今から何が始まるってのよ。あと、それウザいから止めなさい」

春香「よくぞ聞いてくれました。伊織には、ぷちどるのうたを聞いてもらいます!」

伊織「…ちひゃーの演歌?」

春香「違います」

伊織「…じゃあ、♪ぷちあいどる、略してぷちどる」

春香「♪てゆーことじゃないです!」

伊織「じゃあ何なのよ」

春香「もー、さっしが悪いなー」

伊織「帰っていいかしら?」

春香「ごめんなさい」



春香「ぷちどるには鳴き声があるよね?」

伊織「そうね」

春香「それをうまーくつなぎ合わせれば、歌えるんじゃないかと思って」

伊織「え?どういうこと?」

春香「実際に聞いてもらったらわかるよ。じゃあ、小鳥さんお願いします」

小鳥「ポチっとな」


~♪マリオネットの心~

こまみ「ねー」
い お「きー」
ゆきぽ「え」
ちっち「め」
たかに「し」
まこち「ま」
ぴよぴ「っ」
ちっち「め」
い お「も」
ちびき「さ」
ちびき「が」
たかに「し」
ちっち「め」
ちひゃ「く」
ちっち「め」
まこち「ま」
ちひゃ「く」
こあみ「かー」


伊織「ストップ!ストップ!」

春香「どうしたの?」

伊織「どうしたもこうしたもないわよっ。ツッコミどころが多すぎて追いつかないわよっ」

春香「春香さんはゆっくり待つよ~」



ゆきぽ「ぽえ」お茶どうぞ

伊織「ありがと。じゃあ、いっこずつ聞いてくわよ」

春香「どんとこい」

伊織「なんのために作ったの?」

春香「みんなに笑顔を届けたい」天海春香です!

小鳥「仕事やってる感じを出すためよ」ピヨ

伊織「小鳥は仕事しなさいよ。それで、どうやって作ったの?」

春香「天海春香発案、小鳥さんが録音、編集、その他もろもろです!」

小鳥「構想から丸1年、本当に大変だったわ」

伊織「…小鳥だけが無駄に頑張ったのはわかったわ。それにしてはクオリティー低くない?」

春香「どういうこと?」

伊織「『て』と『れ』、何か違和感あったんだけど?」

春香「あー、そこはちっちゃんの『め』で代用しました」

伊織「…なんでよ」

春香「『て』と『れ』が鳴き声に入ってるぷちどるがいなくって」

伊織「たかにゃにすればいいじゃない。あの子、2文字までならしゃべれるでしょ」

春香「それは反則ですよね?小鳥さん」

小鳥「そう、これは挑戦なの。ズルはいけないから、たかにゃちゃんは『しじょっ』で縛ったわ」

春香「でも流石に足りないから、ちびきは『はいさい』『だぞ』『ないさ』『あがー』を許可しました!」

小鳥「こあみちゃんの『にーちゃ』、こまみちゃんの『ねーちゃ』も追加したわ」

春香「それでも、『す』はいないので、ちひゃーの『く』で代用しました!」

小鳥「それと、ぴよぴよの『っ』はゆずれないわ」

伊織「どういうこだわりよ…」



伊織「で、こんな感じのをえんえん聞かされるわけ?」

春香「あっれー? 乗り気じゃないんですか? お客さん?」

伊織「ええ。帰っていいかしら?」

春香「せっかくなので聞いてくださいお願いします伊織さま」

小鳥「スイッチオンオフの権利も差し上げますのでどうか聞いてくださいお願いします伊織さま」

伊織「どうしてそんなに必死なのよ…わかったわ、ヘンだったらすぐ切るからね」



春香「それでは鑑賞会、はじめましょー」

伊織「さっきの続き、No.2からでいいかしら?」

小鳥「『蒼い鳥』のサビね」


~♪蒼い鳥~

みうら「あ」
ちっち「ぉ」
ちびき「い」
あふぅ「ぃ」
こあみ「と」
あふぅ「にぃ」
い お「も」
たかに「し」
たかに「し」
みうら「あ」
はるか「ヴぁ」
まこち「へっ」



伊織「はい」プツッ

春香「はやいよ~伊織~」

伊織「いやいや、もう既におかしいでしょ」

春香「たしかに、ちっちゃんの『もー』の『ぉ』を使ったのは際どいところだけどさー」

伊織「そこっ!? それは気付かなかったわよっ。その後よ、後!」

春香「ああ、はるかさんの音程は期待しないであげてね」

伊織「違う!それはアンタが言うな!」

春香「ひどい!」



ゆきぽ「ぽえ」2杯目どうぞ

伊織「ありがと。このクオリティーどうにかならないの?」

小鳥「今の2つは自信ある方だったんだけど、ダメかしら?」

伊織「ええ。帰っていいかしら?」

春香「お願いしますそれだけはどうかご勘弁ください伊織さま」

小鳥「巻きでいいので全部聞いていってください伊織さま」

伊織「アンタたち…もういいわ、わかったわかった」


以下、ダイジェストでお送りします


~♪エージェント夜を往く~

い お「もっ」
こあみ「と」
はるか「かっか」
ちっち「め」
まこち「へ」
あふぅ「は」
こまみ「ね」プツッ


~♪ALRIGHT*~

ちっち「ぉー」
みうら「ら」
こあみ「ぃ」
まこち「きょ」
ちっち「ぉ」
ちびき「が」
はるか「ヴぁ」
みうら「ら」
ゆきぽ「え」
はるか「ヴぁ」
みうら「ら~」プツッ


~♪ステキハピネス~

あふぅ「は」
ぴよぴ「ぴ」
こまみ「ね」
ちひゃ「く」
こあみ「と」
あふぅ「の」
ちひゃ「く」
ちっち「め」
い お「き」プツッ


~♪relations(春香ver)~

や よ「うー」
はるか「ヴぁ」
ぴよぴ「っ」
ゆきぽ「ぽ」
ちびき「い」プツッ

……
………


伊織「約20曲、というか20フレーズも…次でようやく終わり?」

春香「うん。ここまでの感想は?」

伊織「多い。クオリティー低い。特にアンタの曲、多いし無理矢理すぎてウザい」

春香「ひどい!」

小鳥「一番良かったのは?」

伊織「うーん。『ALRIGHT*』はまだ聞けるかしら? エバラって来て思わず止めちゃったけど」

小鳥「ほらー春香ちゃん。だから他のにしようって言ったじゃない」

春香「しょぼーん」

伊織「小鳥が編集したんじゃないの?」

小鳥「編集する時、春香ちゃんがよく隣にいて、『ここは、はるかさんのヴぁですよ!』って」

伊織「だから春香の曲が多かったのね、納得だわ」



春香「こうなりゃ、最後の曲で挽回ですよ、挽回!」

伊織「はいはい…って何でアンタはマイク持ってんのよ」

春香「最後は私が歌います! ぷちどるにコーラスをして貰うんです!」

伊織「…帰っていいかしら?」

小鳥「伊織ちゃん、これは傑作よ。私も保証するわ」

伊織「そう…じゃあ、もういいって思ったら勝手に帰るわね」

春香「オーケーオーケー。じゃあ、行きますよ~。ポチッとな」


~♪おはよう!!朝ご飯~

春香「♪まぶたを開けて さわやかお目覚め」

みうら「ら」
みうら「ら」
みうら「ら」
みうら「ら」
みうら「あ」
ちびき「さ」
ちびき「だ」
みうら「ら」
みうら「ら」
みうら「ら」
みうら「ら」
ちっち「ぉ」
まこち「きょ」
や よ「う」

春香「♪キラキラ朝「お疲れ様でしたー」ちょっとー」バタン



春香「うーん。やっぱり『起きよう』が『ぉ経』では厳しいかな」

小鳥「私はいいと思うけど。それにしても…」



小鳥「あれだけ文句言いながら、よく最後まで付き合ってくれたわね」

春香「伊織って優しいな」

ゆきぽ「ぽえ」おしまい