律子「みんな、準備はいい?」

律子「いよいよ、他のプロダクションとの大規模な合同ライブが始まるわ」

律子「貴方たちには、ステージのことだけに打ち込んでもらうため」

律子「ギリギリまで、海外合宿に取り組んでもらったわ」

律子「そして今日、日本に戻ってきて、いよいよライブを迎えるわけだけど」

律子「この先なにがあっても、動じない自信が、貴方たちにあるかしら」

律子「……そこまで言うのなら、はっきり言うわ」


律子「ライブの日……」

律子「今日じゃなくて昨日でした!!」


 BGM : まっすぐ


律子「私、日本と海外の時差、なんにも考えてなかった」

律子「ちょうど私たちが、おみやげを選んでいるときに」

律子「日本では、対抗プロダクションのアンコールが決まったそうです」

律子「はいザワザワしない!!」


律子「私、企画本部に何度も問い合わせたわ」

律子「再度のライブは……無理だそうです」


律子「どうしたの千早?」

律子「『もう一度電話をかけて』って?」

律子「それは無理よ……」

律子「私、最後の電話の切り際に、ありとあらゆる汚い言葉を吐いてしまったの」

律子「これ以上電話をかければ、プロダクション全体に影響が出るわ」


律子「どうしたの真?」

律子「『諦めるなが律子の口癖だった』って?」

律子「………………」

律子「ところでみんな!!」

律子「明日の予定はどうなってるかしら」

律子「明日、キャンプ場を予約しようと思うわ」

律子「そこで、ライブの祝賀会を開くわ」

律子「そこで開かれるバーベキュー大会に」

律子「みんなのすべてをぶつけてきてちょうだい!!」


律子「その代わりと言ってはなんだけど」

律子「会社には、このことは黙っていてもらえませんか」

律子「私のキャリアに計り知れない傷がつきます」

律子「もし言いたくなったら、そのときこそ合宿で鍛えた精神力を活かしましょう!!」

律子「それでは今から、世間体のためにユニットの編成を発表します」

律子「センター! 天海春香!」


律子「どうしたの春香、どうして返事をしないの」

律子「……私は今から返事をしなかった春香を殴るわ」

律子「春香は、なんで殴られたか、自分の胸に聞いてちょうだい」


律子「………………くっ!!!」

律子「っ……それでいいわ……!」


律子「とにかく、そのまま帰ると会社に怪しまれます」

律子「各自、サウナで汗だくになってから帰るように」


律子「解散っ!!」