響「どーもー」

千早「超絶プリティーアイドル如月千早と」

響「......我那覇響です。いきなり予定にないこと言ったんでぶん殴りそうなのを必死にこらえてますけど」

千早「まぁ頑張っていきましょうよ」

響「そうだね。これからアイドルとしてどんどん売れていきたいよね」

千早「それで今日は我那覇さんに頼みがあるのよ」

響「なになに?」

千早「私ハンバーガーショップの店員さんになりたいのよね」

響「なんでだよっ!! これからアイドルとして売れていこう頑張っていこうっていうときに何でハンバーガー屋の店員になりたいんだよ!!」

千早「だってほら私ってこれから先アイドルとして売れて歌手、女優になっていくじゃない?」

響「鼻につきまくるけどまぁそうなっていったらいいよね」

千早「そうなったときにテレビを見ている人が『こいつはバイトもしたことがない女なんだな』って思われるのが嫌なのよ」

響「思われないよ!!」

千早「だから私ハンバーガーショップでバイトがしたいのよ」

響「まぁ確かにバイト経験っていうのはいいかもしれないね! でもなんでハンバーガーショップ? コンビニとかは嫌なの?」

千早「コンビニはほら強盗が来たらカラーボール投げなきゃいけないから......」

響「そんな理由!?」

千早「下投げであてたとか新聞に書かれたら恥ずかしい......」

響「当んないよ!! 全速力で逃げていく強盗に下投げだと絶対当らないからっ!!」

千早「だからハンバーガーショップの店員さんがいいのよね」

響「じゃあわかったよ自分がハンバーガー買いにきた人やるから」

千早「お客さんはできるだけ声に出して笑ってください」

響「いいんだよそういうことは言わなくて!!」

千早「私が店員やりますね」

響「お腹すいたなぁ......あっハンバーガーショップがある! 入ってみよう! ウィーン」

千早「ちょとちょと」

響「えっ!? なにどうしたの?」

千早「急にオーストリアの首都を言いながら入店するボケとかいらないからテンポが狂うからやめてもらっていいかしら?」

響「首都のウィーンじゃないぞ!! 自動ドアの音だよ!!」

千早「なんで自動ドアの設定にしたのよ!!」

響「普通は自動ドアだろ!!」

千早「カランコロンカランのお店だってあるでしょ!」

響「ないよ!! その音は喫茶店でしょ!!」

千早「カランコロンカランって鳴る扉がついたハンバーガーショップはないっていうのね!」

響「そこまで強く言われるとわかんないけどないよ!!」

千早「どこかのハンバーガーショップを買収してカランコロンカランの扉に付け替えてやるわ!!」

響「扉の話はもういいからはやく進めようよ!!」

千早「いらっしゃいませご注文はお決まりでしょうか?」

響「じゃあこのハンバーガーセットで」

千早「ただいまキャンペーン中でチーズバーガーがハンバーガーと同じお値段ですけど」

響「いやハンバーガーセットでいいや」

千早「お客様!? ハンバーガーと同じ値段で食べられるんですよ!? 普段食べられないチーズバーガーがですよ!?」

響「なんだ普段食べらないチーズバーガーがって!! 貧乏だからハンバーガーセット頼んでる訳じゃなくてハンバーガーが食べたい気分なんだよ!!」

千早「かしこまりました。ではハンバーガーのトッピングが選べるんですけど」

響「へぇ、そんなのあるんだ」

千早「ゴルゴンゾーラ、マスカルポーネ、モッツアレラとございますけど?」

響「全部チーズの種類だろ!! どんだけチーズバーガーを食べさせたいんだよ!!」

千早「お客様に最高にハッピーなセットをご提供したいんです!」

響「しょうもないんだよ!! このやり取りがもう最悪なんだよ!!」

千早「セットのお飲み物コーラにしておきますね」

響「勝手に決めるなよ!!」

千早「じゃあどうします? ペプシかコーラしかないですけど?」

響「じゃあいいよコーラで!!」

千早「ポテトのサイズなんですけど」

響「Sサイズでお願いします」

千早「7本ですね」

響「なんで!?」

千早「当店のSはセブンのSですから」

響「まぎらわしいよ!! じゃあMは?」

千早「100万本ですね」

響「ミリオンのMなの!?」

千早「それではお会計がハンバーガーセット1点で一せんと」

響「一千と?」

千早「いえ一セントです」

響「あっ外国のお金の!? 持ってないよ!!」

千早「えっ!? ということは無銭飲食ですか!?」

響「まだ商品もらってないよ!!」

千早「ちょっとこの人食い逃げです!! カラーボールあるだけ持ってきて!!」

響「なんだあるだけって!!」

千早「カラーボールを食らいなさい!!」

響「うわぁ......下投げだからレジのカウンターに当たりまくってるっておい!! 全然できてないじゃないか!!」

千早「まぁ別バイトしたことがないって思われたところでと思っちゃったのよね」

響「いい加減にしろ!」