1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:00:06.61 ID:SN0li/Nc0

P「うん、そろそろだな、と思って。何でもいいぞ、春香たちは、今週の日曜日、事務所のクリスマス会で、また個人的に用意してくれるみたいだけど」

雪歩「…そうですね………あ、じゃあ、真ちゃん」

P「うん」

雪歩「…」

P「…ん?」

雪歩「はい?」


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:01:52.60 ID:SN0li/Nc0

P「…うん、だから、プレゼント何がいいのかなって」

雪歩「ですから、真ちゃん」

P「…もう一度聞こう、誕生日のプレゼ」

雪歩「真ちゃんで」

P「間髪入れないなー…」

雪歩「…駄目、ですか?」

P(くっ、そんな潤んだ瞳で見るな…!)

雪歩「…」

P「あー、分かった、誕生日当日に、2人の予定を空けておけという事だな!分かった、何とかする!」

雪歩「本当ですか、ありがとうございますぅ!」



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:02:20.18 ID:SN0li/Nc0
 
真「…で、何でボクがプレゼントなんですか…」

P「…あの喜びようを見てみろ」


雪歩「~♪」


真「鼻歌歌ってる」

P「下手すれば踊りだす勢いだな」


雪歩「…ふふっ」


真「笑ってる」

P「思い出したのかな、何か」


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:13:19.47 ID:SN0li/Nc0
 
雪歩「…」ソワソワ


真「落ち着き無いですね」

P「もう当日のことが気になってるようだ」

真「…」

P「な、俺断れないもん」

真「分かりました…親友として、雪歩の誕生日を祝うために、ボク、頑張ります!」

P「おー」



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:13:58.10 ID:SN0li/Nc0



12月24日

萩原邸前
朝8時

真「うっわー…立派な家だなぁ…約束どおり、着てみたけど…家?」

P「うん、何だろうな…ま、俺はここまでだ、後のことは頼む」

「菊地真様でございますね。本日はよくお越しくださいました」

真「あ、はい」

「ご案内いたします」





7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:14:52.47 ID:SN0li/Nc0



カコーンッ


真(ししおどし…まるで時代劇に出てくる家みたいだ)

雪歩「あ、あの…真ちゃん…」

真「あ、雪歩。待ちくたび…」

雪歩「…ど、どうかな」

真「…う、うん、すごく似合ってる…綺麗な着物だね」

雪歩「えへへ、お母さんが昔着てた奴をね、仕立て直したの」

真「へぇ、似合ってるよ」

雪歩「ありがとう、真ちゃん」



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:15:47.72 ID:SN0li/Nc0

真「で、本題に入るんだけど」

雪歩「うん」

真「…僕がプレゼントって、どういう事?」

雪歩「…最近、仕事が忙しいよね」

真「うん」

雪歩「…真ちゃんと、一緒にいられる時間が、少なかったから…」

真「雪歩…」

雪歩「…765プロに入ったばかりのとき、よく2人でお茶したり、お洋服見に行ったり…」



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:16:29.25 ID:SN0li/Nc0
 
真「そうだね…」

雪歩「だから、こうして、2人でいる時間が、私、とっても好きで…」

真「…分かった。じゃあ今日は雪歩と一緒にいる」

雪歩「ありがとう、真ちゃん!」

真「…で、どうする?」

雪歩「あ、待って、今お茶を淹れて来るね」

真「あ、ボクがやるよ、誕生日なんだし」

雪歩「ううん、いいの。真ちゃんに私の淹れたお茶を飲んでほしいの」

真「うん、じゃあ待ってる」

雪歩「えへへっ、じゃあゆっくりしててね」



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:17:33.68 ID:SN0li/Nc0

真「静かな家だなぁ…」


真「…こたつ」



雪歩「お待たせー真ちゃん」

真「あ、ごめん、コタツに入ってた」

雪歩「ううん、いいの…よいしょ…」ゴソゴソ

真「ボクの隣、狭くない?」

雪歩「真ちゃんの隣…暖かいから」

真「うん…」

雪歩「…はい、お茶」

真「ありがとう、雪歩…美味しい」


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:24:44.29 ID:SN0li/Nc0


真「お昼だね」

雪歩「あ、真ちゃん。何が良い?」

真「そうだなぁ…って、え?雪歩が作るの?」

雪歩「うん」

真「誕生日なんだから、そうだ、ボクも手伝うよ」

雪歩「いいよ、真ちゃんは座ってて」

真「でも」

雪歩「いいから」

真「ボクも手伝う、雪歩と一緒に、昼ごはん作りたいんだ」

雪歩「あっ…う、ううん、じゃ、じゃあ、お願いするね?」

真「うんっ!」


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:32:17.71 ID:SN0li/Nc0

雪歩「~♪」

真「楽しそうだね、雪歩」

雪歩「うんっ!」

真「よかった」

雪歩「ごめんね、もっと豪華なのにしたかったんだけど」

真「いいよ、雪歩と一緒に食べられるのなら、何だって美味しいよ」

雪歩「真ちゃん///」



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:37:35.20 ID:SN0li/Nc0


雪歩「おうどん、おいしいね」チュルチュル

真「そうだね…あ、雪歩、あれとって」ズゾゾゾゾッ

雪歩「はい、七味」

真「あ、ごめんね、ありがとう」

雪歩「卵、美味しいね」

真「うん、月見うどんだね。ちょっと時期外れたけど」ズゾゾゾゾゾッ

雪歩「ふふっ、そうだね」チュルチュル



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:38:33.69 ID:SN0li/Nc0

真「ふぁ…何だか、食べたら眠くなぅて来た…」

雪歩「うん…」


真「……だめ、雪歩の誕生日なんだから、そんな」

雪歩「いいよ、真ちゃん…お昼寝だね」

真「でも」

雪歩「ねーんねん、ころーりよー、おこーろーりーよー、まーことちゃんは、よいこーだー、ねんねーしーなー」

真「…Zzzzzz」

雪歩「…ホントに寝ちゃった…私も眠く…」




19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:40:10.29 ID:SN0li/Nc0


真(…あれ?ボク寝ちゃったのかな…)

雪歩「Zzzzz」

真(…雪歩…顔がものすごく近い…!)

雪歩「Zzzzz」

真(…肌、つるつるしてる…)

雪歩「…Zzz…んっ…」

真(うわーっ、うわーっ、近いよ雪歩)



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:42:24.95 ID:SN0li/Nc0

雪歩「…んっ…」

真(雪歩の睫毛、長いなぁ…)

雪歩「…Zzzzz」

真(唇、すごく柔らかそう…ってボクは何を考えてるんだ!)

雪歩「…んっ…」

真(ちょっ!ちょっ!何で雪歩近づいてくるの!?)

雪歩「…んんっ…まことちゃぁん」

真(だめーっ!)



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:45:21.39 ID:SN0li/Nc0

雪歩「…あれ?」

真「…Zzzzzz」

雪歩「…真ちゃん、寝てる…ふふっ、可愛い…」


雪歩「いっつもの、きりっとした顔も大好きだけど、こういう、隙のある顔も…」


雪歩「…」


雪歩「…い、いいよね」



チュッ


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:45:48.94 ID:SN0li/Nc0


雪歩「えへへっ…おでこ…えへへっ…あ、そうだ、そろそろ晩御飯の…」ゴソゴソ




真「…もう恥ずかしくて雪歩の顔が見れないよぉ///」




23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:47:06.76 ID:SN0li/Nc0

雪歩「真ちゃん、おきてる?」

真「うわぁぁっ?!」

雪歩「どうしたの、真ちゃん」

真「う、ううん、なんでもないよ」

雪歩「そろそろお夕飯の時間なんだけど」

真「うん、分かった」


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:47:57.12 ID:SN0li/Nc0

「雪歩お嬢さんのー、誕生日をー祝ってぇっ!」

「かんぱーーーーーーーーーーーい!」



雪歩父「いやー、菊地君、すまないねぇ、雪歩の誕生日祝いという事で、わがままを聞いてもらって」

真「いえ、これでよかったのかな、と思いますけれど」

雪歩父「いやいや、雪歩もとても喜んでいるようでな。まあ君が男だったら雪歩の婿にでもと思ったのだが、いやぁ、惜しい」

雪歩母「あなた。よしなさい。…ごめんね真ちゃん。気にしないで」

真「いえ…」

雪歩父「あ、ああいや、すまない、そういう心算では無かったのだが…その、以前は本当に申し訳ない事を…これからも、どうか雪歩の事、頼むよ」

真「はいっ!」


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:49:46.15 ID:SN0li/Nc0

雪歩「真ちゃん、一杯食べてね」

真「うん。…おいしいね」

雪歩「私も手伝ったんだよ」

真「そっか。それでかなぁ」

雪歩「真ちゃんのお口にあってよかった…」

真「お味噌汁もおいしいね」

雪歩「それは、私が作ったの」

真「へぇ、こんなに美味しいお味噌汁なら、毎日でも食べたいな」

雪歩「え…っ」

真「あっ…その、今のは」

雪歩「えーえーと…その…」



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:50:45.26 ID:SN0li/Nc0


雪歩(ど、どうしよう、いまのはその、プップロ…)

真(うっ、うわぁ、今のプロポーズみたい…)

雪歩父(菊地君が男の子ならなぁ)

雪歩母(多分、男の子ならなぁ、とか思ってるわね)





27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:51:14.37 ID:SN0li/Nc0

真「ふぅ…おなか一杯だよ」

雪歩「ね、ねえ、真ちゃん…その、今日は、泊まって行ってくれるんだよね」

真「うん、そういう約束でしょ?」

雪歩「そ、そうだね…その、お風呂、入ろう」


真「う、うん」






28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:51:56.81 ID:SN0li/Nc0

カポーン


真「広いなぁ、雪歩の家のお風呂は」

雪歩「うん、お父さんがお風呂場はこだわったんだよ」

真「へぇ…」

チャポン

雪歩「ねえ、真ちゃん…私ね、アイドルを始めて、本当に良かったと思ってるんだ」

真「…」

雪歩「…最初は、男の人も、犬も、それに大勢の人の前に出るだけでも怖かった…」

真「…」

雪歩「でも、皆と一緒に仕事をしたり、ダンスを踊ったりしてると、段々そういうのも消えていって、楽しくなってきて…」

真「…」

雪歩「…あ、ごめんね…」

真「ううん。いいよ…ボクも、雪歩を見てると、頑張らなくっちゃと思うんだ」

雪歩「私を?」

真「雪歩は、本当に皆の事を気遣いながら、頑張ってる…ボクが気付かないことも、雪歩は気付いて、指摘してくれる…ボクも、雪歩から学ぶことはものすごく多いんだ」

雪歩「でも、私は」

真「…雪歩は、もっと自信を持って良いんだよ。ね」

雪歩「…うん」



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:52:25.86 ID:SN0li/Nc0


雪歩「…ふぁ…あ…」

真「眠そうだね、雪歩」

雪歩「うん…」

真「…雪歩、ほら、布団いこ」

雪歩「…ね、真ちゃん。隣に…」

真「え?」

雪歩「…だめ?」






30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/24(火) 00:53:56.94 ID:SN0li/Nc0

雪歩「えへへ…ちょっと狭いね」

真「うん…でも、あったかい」

雪歩「…ありがとう、真ちゃん…今日は、一日付き合ってくれて」

真「うん」

雪歩「…おやすみ、真ちゃん」

真「おやすみ、雪歩…あ、そういえば、ちゃんと言ってなかった…お誕生日、おめでとう、雪歩」

雪歩「…ありがとう…真ちゃん。これからも、よろしくね?」

真「うんっ」







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