765アイドル出演ラジオ番組表:SS一覧



 ……このあとは「我那覇響と双海真美のTOKYO MIDNIGHT」でお楽しみください。
 ブーブーエスラジオが、22時をお知らせ致します。

 ぺっぽっ ぺっぽっ ぺっぽっ ぺーーーん♪



真美「10月10日は、我らが我那覇響さまのばーーーすでーーーい!!
   と言うことで、ひびきん! はっぴーばーすでーーーい!!」

  ぱぱん! ぱん! ぱん!(←クラッカー破裂音)

  ♪Happy Birthday to YA !
   Happy Birthday to YA !
   Happy Birthday !!(←スティービー・ワンダーのアレで)


響「おおおおお! いきなりそれか!w ありがとう、本当にありがとう!!w
  でもさ、なんで真美は今日、ちょっと声が枯れ気味なんだ?w」

真美「いやね、これには重大な理由が有ってね」

響「なんなんだよw」

真美「真美は昨日ですね、やよいっちと『表の仕事』でライブがありましてね」

響「『表の仕事』ってなんだよwww この番組は『裏』の仕事なのか?w」

真美「じゃあひびきんはTMNが『表』の仕事だと、大っぴらに言えるのかい?」

響「言うわwww 言うてはばからんわwww」

真美「まぁちょっとそのね、健全極まりない現場でちょっとハッスルし過ぎまして」

響「お前も一応プロなんだからさw そのくらいの調整はしてこいよwww」

真美「ぶっちゃけ今日は出演自重して、代役にはるるん立てようかと思ったくらいで」

響「その勤務態度を自重しろw」

真美「そんなわけで、兄ちゃん姉ちゃんはお聞き苦しいかもしれないけど、ごめんね」

響「でもまぁ、今日はそんなだから、いつもみたいにはしゃぐこともなくw」

真美「そうだね、年齢を1つ加算したはずのオトナのひびきんと、よりアダルトにね」

響「この番組の『アダルト』にはもう危険な意味しか感じないけどなw」

真美「で、お誕生日なので! 今日はひびきんに特別に、ケーキを!」

響「ケーキか! おお! それはうれしいぞ!」

真美「はい、持って来てくださーい」

響「……あのさ。普通こういう時のケーキってさ、箱から出ててさw
  ローソクにもう火が点いててさw わーすごーい、って空気で始まらない?w」

真美「普通はね」

響「箱に入って来たぞw もうコレ、イヤな予感しかしないんだけどwww」

真美「それではひびきん! お誕生日特製ケーキ、おーぷん・ざ・ぼーっくす!!」

響「お前そんなに叫んで大丈夫なのかw えいっ!!」



ハム蔵「…………じゅ?」



響「wwwwwwwwwwwwwww」

真美「じゅwwwwwww」

響「『食べて?』じゃねーっつのwwwww ばーかばーかwwwwww」

真美「えーラジオでは伝わりにくい状態でありますが、何がどうなっとるのかと
   申しますとですね。ひびきんのことを昼夜見守っている大事な家族である
   ハムスターの『ハム蔵』がですね。ご丁寧に浅葱色のリボンに包まって」

響「ご丁寧に仰向けでwww 細いローソク一本抱えてwwwwwww」

真美「さて、じゃあローソクに火をつけましょうか」

響「やwwwめwwwろwwwww 動物虐待だぞwwwww」

真美「大丈夫だよ、低温ローソクだから」

響「そういう問題じゃねぇよwwwww 低温ローソクでも毛は焼けるかもだろw」

真美「このサイズの低温ローソクってないんだよ? わざわざ削って作ったんだよ?」

響「そりゃあ普通、こんなことのために使うものじゃないからなwww
  って言うかハム蔵! いつまで、そこに横になってるつもりだwwwww」

真美「ってなことで、本日はひびきんお誕生日おめでとうスペシャルだよー!」

響「あーもー、ホントこの番組イヤw 我那覇響と!」

真美「双海真美の!」

ひびまみ「「TOKYO MIDNIGHTぉ!」」

 (OP曲)

響「改めまして、はいさい! 我那覇響だぞ!」

真美「双海真美だよー!」

響「正直に話せ、このネタは真美の持ち出しだろう?w」

真美「違うよ、ディレクターだよ。真美こんなひどいこと考えないよ?」

響「ひどいことを実行して写メまで撮ってるのは、どこのどいつだwww」

真美「ラジオネーム【ふぇらっくま】。ひびきん、お誕生日おめでとう!
   これからも歌にダンスにラジオにがんばってください!」

響「ありがとう! でもラジオネームは自重しろよ!w」

真美「ラジオネーム【ピンポンおぱんぽん体操】。響ちゃん、Happy Birthday!
   この先の1年が、響ちゃんにとって最良の年となりますように!」

響「おー、ありがとう! みんな本当にありがとう!」

真美「などなど、ホントにたくさんの、ひびきんお誕生日おめでとうメールを
   皆さんからいただいちゃったよー! と言うことで、これは全部あとでね、
   印刷したヤツを、ひびきんに持って帰らせるので」

響「紙は重たいからやめてくれーw」

真美「それにしても、ひびきん。今日でいくつになったの?」

響「はい、16歳になりましたー!」

真美「…………あれ? あれあれ?w」

響「気にすんなwww そこは自分たちが立ち入ってはいけないタブーエリアだw」

真美「今日で16歳になったってことはー? 昨日までは15歳ってことぉ?」

響「そうだよ! そういうことなんだよ!www」

真美「えー、微妙に命の危険を感じたので、この辺で追求はやめにしますが」

響「命の危険wwwww」

真美「じゃあ、改めて16歳になったひびきん、なんかこれはやりたいってことは?」

響「やりたいこと? うーん……いや、割と普通に、こうちゃんとお仕事が来てね?」

真美「ふんふん」

響「アイドル我那覇響としてね、こう。ちゃんと売れたいかな、と」

真美「別に16になったからしたいわけじゃなくて、それただの通期目標じゃん」

響「なにかそれで不満があると言うのか!w 別に16になったからって、新しく
  できるようになることが、この世の中に有るとでも言うのかねキミは!w」

真美「真美まだ13歳だから、わっかんなーい♪」

響「ぶっ飛ばすよ?www」

真美「でもリスナーはこんなことを望んでいる。ラジオネーム【恥丘防衛軍】。
   ひびきん、お誕生日おめでとうございます! 16歳になってちょっと
   オトナになったひびきん、そのはち切れんばかりの若さ溢れるわがまま
   ボディを是非ボクたちファンに、もっともーっと!
   解禁して欲しいと、切に願っています!」

響「どうしろとwww」

真美「そこで提案なのですが、他のアイドルラジオ番組とは一線を画することで
   世間から冷ややかな視線を浴びるTMNならではの、写真集企画なんてどうかな
   とボクは思います。双海真美カメラマンによる、ひびきんのセクシーショット
   満載の写真集! 一家に三冊などと言わず、百冊は買いますね!」

響「卸問屋かお前はwww」

真美「もちろんそのうち98冊は実用として、毎日せっせとイカを焼く所存です」

響「ばーかwwwww」

真美「それでは、この企画が実現することを祈って。……ということだけども」

響「実現しないからなw だいたいなんで真美がカメラマンなんだw」

真美「きっとアレだね、真美カメラマンは。盗撮担当ってことで」

響「盗撮っておいwww」

真美「TOKYO MIDNIGHTの本番前にね、うまい棒を頬張るひびきんとかさ」

響「頬張ってないだろwww むしろお菓子食ってんのは真美のほうだろw」

真美「いやそういう絵をね、リスナーは待ってるわけですよ!」

響「もうさ、この番組のリスナーを喜ばせることは、まったく自分たちの利益に
  ならないってことは、真美もよーっく骨身に染みてわかってるだろ?w」

真美「えー、ひびきんの身持ちが意外とカタいので、今後も粘り強く当局としては
   交渉を続けて参る所存でございます」

響「もうその交渉のテーブルに着席する気はないwww」

真美「もっとも盗撮は世に出てから発覚するわけだから、交渉しなくてもね」

響「訴訟だよ?w 法廷で会おうか?www」

真美「と言うわけで今日は、ひびきんお誕生日スペシャルでお送りしちゃうよー!」

響「なにが『と言うわけ』なのか説明しろw」

真美「曲行っちゃうよ! 双海真美で『ジェミー』」

響「しかもお前の持ち歌かよ!!wwwww」


…… ※ ……


(CM明けジングル)

響「……あむ(むぐむぐ)これホント美味しい」

真美「ひびきんがとっても美味しそうに、ハム蔵を食べております」

響「ハム蔵じゃねーからwww」

真美「アンリ・シャルパンティエの『かぼちゃのプディングタルト』」

響「なんかね。すごくこう、全部がふわふわした感じの甘さ」

真美「かぼちゃの甘いところだけ取り出したみたいな感じするよね。ほこほこして」

響「季節柄、そろそろかぼちゃとかな。美味しい季節になってきたからな」

真美「そう言えばひびきんは、自分で料理とかするもんね」

響「うん、かぼちゃとかも煮るぞ。煮るだけで簡単だけど、美味しいからな」

真美「真美はさ、やっぱりまだハンバーグとかグラタンとか、割とこうごっちゃりと
   した感じの料理とかに、喜びを感じる程度のお子様なんだけどさ」

響「お前の歳なら許されるからw」

真美「自分で料理するようになると、多分素材の旨味みたいなのが有り難いの?」

響「どうだろうなー。自分もまだ、そこまで老成したとは思いたくないんだがw」

真美「はるるんはさ、趣味が『お菓子作り』とか言ってっけどさ」

響「あいつしょっちゅう事務所になんか持ってくるよなw」

真美「なんかひびきんが『お菓子作り』とか言うと、完璧にツクリだよね」

響「ツクリじゃないだろw サーターアンダギーとか持ってくだろうがw」

真美「それ以外、見たことないんだけどさ。ケーキとか焼かないの?」

響「大変なんだってお菓子作るのw」

真美「なんかね、ひびきんがケーキとか作ったら、いろんな意味ですごそう」

響「なにがだよw」

真美「分量間違えたぞー! とか言って、50cmくらいありそうなやつ」

響「そんなん焼けるオーブンがないから無理だw」

真美「あとさ、なにこれ。香りの薄いジャスミン茶みたいなの」

響「さんぴん茶バカにするのかお前はwww 沖縄ではこれが普通なの!」

真美「ジャスミン茶ってさ、トイレの芳香剤の臭いしない?」

響「ぶふぉっ!!」

真美「きったねーな!www なんで真美のほう向いて噴いたの!?www」

響「お前が笑わせることを言うからだろうが!www」

真美「真美はただ、思ったことを素直に子供らしく言ってみただけだよ?」

響「やめろwww なんでお前こんなときだけ子供主張してくるんだよwwwww
  まぁ確かにな、ジャスミンの香りの芳香剤とかあるけれどもだよw」

真美「もうね、キンモクセイとか完全にトイレじゃん?」

響「何と何がイコールになってんだ、お前のアタマん中は!www」

真美「時期的にさ、そろそろキンモクセイとか咲いてんじゃん。たまにさ。
   もうその近くとか通ると、アタマん中完全にトイレに支配されるしね」

響「意味がさっぱりわからないんだが!?w」

真美「まぁ、それはともかく。かぼちゃのタルト美味しかったね、と言うわけで」

響「まだなんかあんのかよw」

真美「こんな誕生日プレゼントが届いてるんだな。ほい、ひびきん」

響「なんだこれ、ずいぶんデカいな…………あーーーー!!」

真美「ラジオネーム【這い寄るタンポン】。ひびきん、お誕生日おめでとー!
   最近沖縄に旅行してきたのですが、当地でお馴染みの『三線』(さんしん)の
   音色に魅了されて、つい買ってしまいました。沖縄ではポピュラーな楽器、
   そう『カンカラ三線』です」

響「作ったよー、昔さー。小学校の頃にさー。まだ実家にあるんじゃないかなw」

真美「カンカラ三線の奏でる素朴な音色に、きっとひびきんの里心もmaxかと。
   真美ちゃんは初めて見ると思いますが、とても素敵な音がするので、二人で
   演奏してみてくださいね! ……と言うわけで、真美の分も有るんだ」

響「うわー、これはうれしいな! この番組にも人の心を持っているリスナーが
  いたと言うだけでも、もう涙が出るほどうれしいぞ!w」

真美「ラジオネームは相変わらずひどいけどねw なにこれ、三味線?」

響「そう、三味線の元祖だぞ。本当は『ツメ』で弦をはじいて音を出すんだ。
  カンカラは本三線より音も響かないし、まぁオモチャみたいなもんだけどな」

真美「真美初めてみたよ」

響「いやでも、これはまだ上等なほうだな。カンカラに紅型(びんがた)巻いてるし」

真美「すごいね、なんか雰囲気だけでも沖縄って感じがする!」

響「戦後に米軍が進駐してきて、軍用品の空き缶とかから作ったんだって」

真美「なるほど。苦しい時でも、苦しい時ほど、沖縄の人たちには音楽が必要だった」

響「そういうことだな。歴史の重みを感じるぞ」

真美「せっかくなんで、真美もこれからひびきんに習って、三線弾いてみるよ!
   ありがとう、【這い寄るタンポン】! 改めてラジオネームひでぇなw」

響「自分も別に、そんなに上手くないけどな?w(べん・べんべん)
  ……ああ、本三線とスケール違うから微妙に弾きづらいwww」

真美「ギターのショートスケールみたいな感じ?」

響「ああ、そんな感じかも。サオが短いからな、カンカラだと」

真美「なるほど、ひびきんは短いサオより、長いサオのほうがお好みだと」

響「やめろ!!www せっかくなんかTMNらしからぬ雰囲気になってきたのに!w」

真美「そうはイカのキンタマ、ってヤツだね! 一曲お送りしましょう」

響「ホントにもう、大概にしろよ?w やなわらばーで『いちごいちえ』」


…… ※ ……


(CM明けジングル)

響「……なんだろ、久し振りに弾いてみると、思うように指が動かないw」

真美「ひびきんホントは、沖縄出身じゃないんだろ」

響「沖縄出身だっつーのw 東京都港区出身とかデマだかんな!w」

真美「コーナー行くよー。『あると思いm@s!』」

響「日常のあらゆる瞬間における『ある!』を取り上げるぞー」

真美「まぁ、大概何一つとして『ある!』と思えるものは来ないんだけども」

響「コーナー主旨www」

真美「はい行きまーす、ラジオネーム【拘束戦隊キッコーマン】」

響「またお前かwww」

真美「『あると思いm@s!』――――

   『くさや』と言う語感自体の時点で、既に臭い」

響「www」

真美「くさやねぇw 食べたことある?」

響「ないなーw よっぽど臭いとは聞くんだけど。真美は?」

真美「ないないw ないけど、どういう方向の臭さなんだろうね? ウンコ系?」

響「ウンコ系だったら、口に入れられないだろw 生理的な問題でw」

真美「納豆もさ、ダメな人ホントダメじゃん? もう臭いが有り得ないって」

響「そういう人は豆腐ようとか絶対食べられないだろうなw」

真美「豆腐よう?」

響「島豆腐って言ってさ。普通の豆腐を更に水切ったようなのがね」

真美「ふんふん」

響「その島豆腐を泡盛と麹に漬けて発酵させると、豆腐なのにチーズみたいになる」

真美「豆腐なのに?」

響「豆腐なのにw で、これがまぁ、発酵食品の常として、そこそこ臭いw」

真美「なんだろう。材料だけ聞いてると単純に、酒臭そう」

響「誰が最初に食べようと思ったんだろうなw」

真美「まぁ、納豆とかもそうだよね……アレを最初に食べられると思った人すごい」

響「でもさ、自分たちは納豆が如何なるものかを知ってるから『臭い』って言える」

真美「くさやはわかんないけど、字面の時点で臭いw」

響「干物の時点でも臭いらしいんだけど、干物なんで焼くんだってさw」

真美「なんだろう、想像しただけで頭痛くなってきたんだけどwww」

響「食文化ってすごいよなーw
  はい、ラジオネーム【貴方のバットで今夜もマン塁ホームラン】」

真美「帰れwww」

響「『あると思いm@s!』――――

  案内係を『コンシェルジュ』と言い換える胡散臭さ」

真美「あるあるあるwww」

響「そもそも言い辛い。コンシェルジュ。舌噛みそう」

真美「なんかこう、横文字にしておくとちょっとエラそうって言う魂胆がね」

響「横文字ってwww まぁ確かにそもそもは横文字だけれどもw」

真美「この間真美さ、某家電量販店に行ったわけですよ」

響「ほう。何かお買い求めでしたかw」

真美「いや、ドライヤーぶっ壊れたんで、買い直しただけなんだけどさ。
   それがどこに売ってるか、わかんないわけ。店だけは結構広いからさ」

響「ほうほう」

真美「よくわかんなくなっちゃったんで、店員さんに、
  『ドライヤーってどこに売ってます?』って聞いたらさ。
  『それでしたら、あちらにおりますコンシェルジュに』って言われて」

響「コンシェルジュw」

真美「普通の店員さんだったかんね、コンシェルジュ。名札にコンシェルジュって
   書いてあるだけだかんねアレ。ホテルのコンシェルジュとワケ違うよ?」

響「コンシェルジュって言う名前の店員さんだったのかもしれんなw」

真美「いや、完璧日本人だったから。コンシェルジュの下にちゃんと名前有ったし。
   しかもそのコンシェルジュがさ。売り場まで案内してくれるんだと思ったらさ。
   『美容機器関連は4階にございます』」

響「wwwww」

真美「わざわざコンシェルジュに聞いた結果が、それだけかよ!?」

響「もっと高級なサービスをしてくれてから、コンシェルジュ名乗れとw」

真美「ホントだよ。むしろカネ取っても良いから、案内板以上の仕事しろよと」

響「そのくらいで良いなら自分でも出来そうだぞw」

真美「誰でもできるよ。はい、ラジオネーム【とりあえずハイヒール】」

響「とりあえずビールみたいに言ってんじゃねぇよwww」

真美「『あると思いm@s!』――――

   今年の夏、海で出会ったその子と付き合い始めたけれど、
   夏の終わりとともに、静かに恋の炎も冷めて消えてしまって。

   ――――でも、彼女に伝染された毛ジラミは、大事に飼っていく」

響「wwwww」

真美「これはないわwww」

響「何が問題ってまず、根本的な問題で不衛生だwww」

真美「剃ろう! つるっつるに剃ろうw」

響「アレものっそい痒いらしいぞ、毛ジラミ」

真美「ちんこを蚊に刺されたより痒いのかな?」

響「わからんけどもw もうなんか、掻きむしりたくなるほどには痒いと」

真美「そんなものを後生大事に飼いたいくらい、好きだったのかw」

響「フラれたんだろうな、すっごい好きだったのに。きっとw」

真美「一夏のアバンチュールと毛ジラミがイコールになるとか、完全に悪夢だね」

響「アバンチュールと言う語感さえ台無しにするなw」

真美「もうちょっと良い恋愛しろよ~、【とりあえずハイヒール】」

響「はい、この番組では、日常に存在する『ある!』を取り上げて行くぞ」

真美「『ある!』だかんな。ないこと送ってくんなよ!w」

響「じゃあ、今日はそんな毛ジラミハイヒールのためにだな」

真美「【とりあえずハイヒール】ねw どこ一緒にしちゃったかなひびきん?w」

響「曲をお届けしましょう。爆風スランプで『リゾ・ラバ』」

真美「喧嘩売ってるだろwww」


…… ※ ……


(CM明けジングル)

真美「……真美ね、ふと思ったんだけどさ」

響「どうした急に?」

真美「この番組って、ゲストがいないとずいぶん静かだな、って」

響「www まぁ、元気なのが2週続いたからなw」

真美「なんかこう、すごくヤイヤイやってる感がすると言われるこの番組だけども」

響「うるさいのはゲストだと言うことだな。そういうことにしようw」

真美「そうだね! と言うことで。今日はひびきんのお誕生日スペシャル、と」

響「はーい、ホントにいっぱいのメール、それからプレゼント、みんなありがとう!

  まぁね、TOKYO MIDNIGHT、界隈では正直アレコレ言われるんだけれどもw
  自分はなんだかんだでこの番組が好きだし、みんなもこの番組が好きだから
  こうしてみんな聞いてくれるし、自分が誕生日だと言えば合わせていろんな
  贈り物をしてくれるんだと思ってるぞ。

  だからこれからも……まぁ、ちょっとはなw 頼むから抑えてくれ、と言う
  気持ちも有るけどw リスナーみんなが楽しくね、真美ファンのリスナーも
  自分のファンのリスナーも、この番組のファンになって一緒にバカバカしく
  やっていけたら、それ以上幸せなことって、ないと思うんで。

  ホントに今日は、ありがとうございます! にふぇーでーびる!」

真美「良いねぇ。なんか今日で、この番組最終回みたいだね」

響「続くから!www 来週もあるから! なに勝手に番組終わらせてんだよw」

真美「あとね、さっき貰った……なんだっけ、カンカラなんちゃら」

響「カンカラ三線な。これはちょっと二人で練習して、そうだな、公開イベントとかで
  二人でなんかできたら良いかもしれないぞ! 真美、練習するぞ練習!」

真美「おっ、なんかやりますか?」

響「カバーでな。『安里屋ユンタ』とか、『唐船ドーイ』とか」

真美「見事に知らねぇw 真美、『ハイサイおじさん』くらいしか知らないよ?」

響「ああ、じゃあ『ハイサイおじさん』やろう! みんなでカチャーシーでな」

真美「やべぇ、外国語レベルになってきたんだけどw なにカチャーシーって」

響「カチャーシーってこう、はいさいおーじさーん、はいさいおーじさーん♪ って」

真美「ああ、その踊りがカチャーシーって言うんだ」

響「そうそう。盛り上がってきたら、みんなでこうやって踊るんさ」

真美「すごいね。なんかお祭りか宴会みたいw」

響「音楽と祭りは切っても切れない関係に有る。間違いないぞ!」

真美「良いねぇ。TMN番組内企画がこれほどにまで健全で有ったことは、始まって以来
   一度としてないので、ぜひとも実現して、事務所を安心させたいと思うw」

響「まぁ、問題は真美が三線を弾けるようになるかどうかだけどな」

真美「うん、割と自信ないw ほら、ギターと違ってさ。フレットないじゃん?」

響「シールかなんか貼っちゃえば良いんだけどな。ここを押さえる、みたいな」

真美「すごいなんかそれ、ピアニカの鍵盤に『ド』とか『レ』とか書いたシール
   貼ってある小学生みたいで、カッコ悪くない?」

響「最初はそういうところから、ちゃんと練習するもんなの!w」

真美「真美、三線よりあのカスタネットみたいなの叩くほうが良いかも」

響「あれカスタネットじゃねーからなw 『三板』(さんば)って言って……」

真美「サンバ?」

響「音は一緒だけどwww 三つの板、って書いて『さんば』な。
  カスタネットはさ、こう……上蓋を下に被せる感じで、こう、握るだろ?」

真美「そうだね。幼稚園のときは左手に乗っけて、右手で上から殴ってたけど」

響「三板はこう、指の間に板を3枚渡して、両側から挟む感じで鳴らすんだ」

真美「おおお! なんかカッチョ良いじゃん!」

響「何がお前の中においてカッコ良いのか、自分にはさっぱりわからんwww」

真美「じゃあ真美サンバやるよ、サンバ!」

響「わかったわかった、まぁそっちのが簡単だろうしなw」

真美「えー、ひびきんの立派なお子さんを取り上げたいと思います」

響「お産婆さんじゃねぇっつのwww」

真美「と言うわけで一曲お送りしちゃうよーん。
   喜納昌吉&チャンプルーズで『ハイサイおじさん』」


…… ※ ……


(CM明けジングル&EDテーマ)

真美「時代の最先端を肌で感じる、エッジなヤングピープルのための情報感性番組、
   『我那覇響と双海真美のTOKYO MIDNIGHT』! 久し振りの通常放送でしたー」

響「そのキャッチコピーも生きてたんだw」

真美「生きてたねぇ。もう真美さ、このキャッチ書いてあるキューシートもらってさ。
   もっとちゃんと『ハイサイおじさん』聴かなきゃって思ってたの、全部きれいに
   お吹っ飛び遊ばされたからね」

響「お前もしかしてそれは、謙ってるつもりなのか?w」

真美「日本語って難しいね!」

響「自分に向かって普通、遊ばされるとは絶対言わないからなwww」

真美「まぁ、でもね。ひびきんも16歳になったわけだしね。これで大っぴらに
   コンビニでエロ本も読めるし、レンタルビデオ屋でAVも借りられるし」

響「2年先だかんなwww いや、仮に18になってもそんなことはせん!」

真美「えー、真美たぶん18になったら喜んでAV借りに行くと思うね。
   きっとさ、真美やひびきんのそっくりさんみたいなのが出てるAVとかさ、
   絶対世の中に存在すると思うからね」

響「見たいかそんなの!?w もはや存在そのものが訴訟事案だよ!
  まったく……この番組ではリスナーの皆さんのメールをお待ちしているぞ!」

真美「ブーブーエス・TOKYO MIDNIGHTのホームページにある投稿フォームから、
   ラジオの前の兄ちゃん姉ちゃんの、アツい『パクリビデオ』を送ってね!」

響「送ってくんなよwww ホントやめろな、この番組のスタッフ悪ノリするからw」

真美「でもね、今日はひょんなことからね、次回イベントの企画案もできて」

響「まぁできるかどうかは、概ね双海真美の頑張りにかかってるがw」

真美「そこはひびきんが、優しく手ほどきしてくれるわけでしょ? 手取り足取り」

響「いや、自分スパルタなんで。びっしびし行くぞ、びっしびし」

真美「ああ、それで番組冒頭にハム蔵も、リボンで縛られて出て来たわけだ」

響「アレやったのホント誰なんだよ!www 動物虐待だかんな!」

真美「でも美味しかったでしょ? こんがり焼かれたハム蔵」

響「焼いて食ってねぇっつーの!!wwwww」

真美「じゃあ来年はアレだね、スケールアップしてブタ太を」

響「連れて来ねぇから!w ブタ太電車乗らないから!」

真美「え、それはつまり来年の今頃ブタ太はすでにトンカツに……」

響「www TOKYO MIDNIGHT、お相手は『みんなホントにありがと♪』我那覇響と!」

真美「『真美の誕生日は亜美と一緒だよ』双海真美でした!」

響「結局いつなんだよwww」

真美「ああ、そうだ忘れてた。えっとね、来週はゲストが来るよ!」

響「また可哀想な犠牲者が一人増えるわけだw」

真美「とある事務所の新人アイドルが、先輩たちの洗礼を浴びに来るそうです」

響「手加減してやろうよwww 身内なら遠慮する気ないけどw」

真美「それじゃあ、リスナーの兄ちゃん姉ちゃん!」


  「「 GOOD NIGHT ! 」」


真美「……あれ、誕生日いつだっけ?」

響「忘れんなよwww」



<fin.>


関連SS次作:雪歩・真「オールナイト765スペシャルウィーク三本目は!?」 貴音「わたくしが、げすとです」