★シャッフルSS第2弾★


はいさーい!! 我那覇響だぞ! アリーナライブも成功させていまノリにノってて忙しい毎日なんだ!!
だけど今日は久々のオフ、貴音とオフがかぶったから一緒に駅前で待ち合わせて買い物に行くんだ!!
貴音はもう着いてるってメールが来ていたから急がないとな!!


「あの.....すいません」

ん? あー.....バレちゃったかな?
眼鏡かけて帽子かぶってるのになんだろう....こう、オーラって言うの? 出てるんだろうな!!
急いでるけど、ファンあってのアイドルだからな!! 無視はしないぞ!


響「はい? なんですか?」

「アイドルに興味ありませんか? 実は僕スカウトやってまして魅力的な女の子をスカウトしてるんですよ」


ん? あれ? あれあれあれあれ? 空耳か? 空耳だよね? だっておかしいでしょ? アイドルだぞ自分?
なんでスカウトされてんだよって話だよね?


「いやぁ! ここ最近いろんな女の子を街中で見てきたけど君みたいな逸材は本当に久しぶり! いや! 10年に1度の逸材と言ってもいい!」


なんか勝手に盛り上がってるけど.....これは関わらないほうがいいよね?


響「すいません、自分急いでるので...」

「あっ! ちょっと待って!」

響「なんなんだ! 本当に急いでいるんだよ!」

「聞いて損はさせないから! 君ならアイドル業界で頂点をとるのも夢じゃない! 僕にプロデュースさせてくれないか!?」


自分で言うような話じゃないけれど一応ある程度のアイドルとしての地位を獲得したと思ってたんだけどなぁ.....
だってアイドルのプロデュースしてるってことはこの人もおなじ業界の人でしょ? その人に知ってもらえてないっていうのはちょっとキツイぞ.....
あっ!!!! そうだ!!!! 自分変装してるじゃん!!!! 
そりゃそうだよ!! 帽子かぶって眼鏡してるんだもんね!! 自分の完璧な変装で気づいてないってだけだよね!!


「あれ? 立ち止まってやっと話を聞いてくれる気になった?」


それじゃあ、ちょっと眼鏡だけ取ってアピールしてみようかな? それでわかるでしょ?


響「はい、これでどうだ?」

「あっ.....あぁ!!」


ふふっ、目を見開いてやっと自分が我那覇響だって気づry.....


「本当に声をかけてよかった!! 顔をみて確信したよ!!!! 君ならアイドルの頂点をとれる!!!! 」


えっ.....えぇええええええ!!!!
なんで!? 顔ばっっちり見てもらったのに気付いてもらえないの!?
たしかにテレビとか写真で見るのと印象ちがうって言われることがあるけどそこまで違ってるってこと!? そんなことはないだろ!!??


「ここじゃなんだからとりあえずその辺の喫茶店にでも!! お金はもちろん僕が払うから心配しないでね!!」


もうダメだ.....帽子も取って気づいてもらおう
ここまでやって気づいてもらえなかったらって.....心配もあるけど.....


「あれ? さすがにいまさっき会った人と喫茶店に行くのは抵抗あるかな?」

響「いやほら.....自分、ほら! ねっ!」


これで気づくでしょ!? 眼鏡も取って、帽子も取った!! 変装ゼロ!!
CDも出した!! ライブも成功させたぞ!!
不本意だけどバラエティにも出ている!! 自分!! 我那覇響だぞ!!


「じゃあ、君の目的地に着くまでに話をさせてよ! それならいいでしょ?」


うん......なんとなくダメなんじゃないかな? とは思ってたよ.....
でも逆にこの帽子をとって「あっ! 我那覇響さん!? 全然気づきませんでしたよ!」とか言われたらそれはそれで立ち直れなかったかもしれない.....


響「本当に困るんだけどな....」

「いや、僕も未来のトップアイドルをみすみす見逃すわけにはいかない!!」


なんだかめんどくさいなぁ....
このあと貴音との約束もあるし本当のこと言って帰ってもらおう.....
なんだか周りも「あの娘、我那覇響じゃない?」みたいな感じになってるし.....


響「あの.....実は自分もうアイドルなんですよ」

「えぇ!! もうどこかの事務所に所属しているの!!」

響「えぇ、我那覇響って聞いたことありません?」

「それはもちろん、765プロのまさに今の時代のトップアイドル!! 未来の君かもしれなry」

響「いやいや!! 自分がそうなんだ!! 自分が我那覇響だぞ!!」


あぁもう!! なんで自分がこんな目に.....ていうかこの人自分のこと知ってるのに気づかなかったんだ.....
周りも「おい! やっぱりアイドルの響だぞっ!!」ってカメラでパシャパシャ撮られてるし....
はやくこの場から離れたい...


「えっ....まさかそんな....」


いやいや「まさかそんな」は自分のセリフだよ.....


「まさかそんな逃げ方があるなんてね、僕の目は誤魔化せないよ」


えぇええええええ!!!! ウソでしょ!!???
この人怪しいよ!! 自意識過剰みたいになるけど芸能関係者で自分のこと知らないし!!!!
そしてなに!!?? 「僕の目は誤魔化せないよ」って最初から節穴じゃん!!!!


響「いや!! 本当だぞ!! 本当に自分が我那覇響だぞ!!」

「いやいや、本物の我那覇響ちゃんだったら一発で気づくし声なんてかけないよ」


なんなのもう!!!! 
周りも「あんなに必死なアイドルっている?」って帰っちゃうし!!!!


響「本当なんだって!! なにかスマホとかで画像検索して見比べてみてって!!」

「いやっちょっと....なに? なんでそんな必死なの?」


あんたのせいだよっ!!!! そして若干引いてるし!!!!!


「おっと.....失礼電話が....はい、えぇ...いまですね第二の我那覇響を見つけたところで....」


第二もなにも初代だよ!!!!


「えぇ!!!! 本当ですか!!?? わかりましたすぐ行きます!!」

「すいません呼び止めておいてなんなんですが用事ができてしまい失礼します! これ僕の名刺気が変わったら電話ちょうだい!!」

響「はぁ!?....まぁいいや.....なんだか腑に落ちないけどなにかあったんですか?」

「そこの駅前で第二の四条貴音を見つけたらしくてね! ではこれで!!」

響「いや多分それも本物!! って行っちゃった....」


うん....これはぴよ子に連絡しておいたほうがいいよね....
携帯取り出しポパピプペ....


響「あっ....お疲れ様ぴよ子....あの...自分天狗になってたみたいでさ.....オフ返上でいいからなにか仕事ない? 」