★シャッフルSS第2弾★

10歩あるくたびに、後ろを振り返る。
雪の上をまっすぐに伸びる自分の足跡を確認するために。

大丈夫。まっすぐに歩けてる。
大丈夫。迷っていない。

10歩。また10歩。その次の10歩。
振り返るたびに、連なる足跡は長くなる。

まるで足跡のパレードを先導しているみたいで、なんだかおかしな気分。

「あなたまで、あと何歩?」

その小さな呟きは、雪と同じ色をした吐息と一緒に、スーっと溶けていった。

それから私は、また歩きだす。
前を見ながら。ときどき振り返りながら。

そうしてパレードは、続いていく。
私と一緒に、ゆっくりと。

お し ま い