小鳥「プロデューサーさん。お仕事まだ終わらなそうですか?」

P「11時過ぎましたか……。もう少しかかりそうですね」

小鳥「私の方も山は越えましたが、まだ最後の確認が」

P「ちょっと息抜きしますか……」

小鳥「コーヒー入れてきますね」

P「ありがとうございます」

小鳥「そういえば明日はバレンタインデーですよね!」

P「うーん、そうですね」

小鳥「プロデューサーさんもアイドルのみんなからもらえるんでしょうね!」

P「だといいんですけど」

小鳥「絶対大丈夫ですよ! 特に春香ちゃんなんて、手作りの気合入ったチョコにリボンふたつつけた包装に入れて、渡してくれるんだろうなぁ」コンチクショー!

P「はは……」タラー

小鳥「春香ちゃん以外だって……。そう、千早ちゃんとかは、密かに春香ちゃんにチョコの作り方を教わって挑戦してみたけどうまくいかなくて、仕方なく既製品で済ますんだけど、それも選べなくて結局前日に買ってたり……」

P(小鳥さん……スイッチ入っちゃったな)

小鳥「やよいちゃんは、家族みんなの分もチョコ作るんだけど、ひとつだけ大きいのを長介くんあたりに見つかって、突っ込まれるけど『めっ』とか言って叱っちゃうんだけど長介くんにもおいしいチョコ作ってあげないとなとか思ったり……」

小鳥「真ちゃんも手作り挑戦するんだけど、手順飛ばしちゃって、チョコが変なかたまり方して色がまだらになっちゃうんだけど、上から色々トッピングしてカラフルで乙女チックなチョコを完成させたり……」

小鳥「雪歩ちゃんは、真ちゃんに上げるチョコを友チョコにするか本命にするか迷って、結局プロデューサーさんと同じ作り方をしたチョコをそれぞれに渡したり……」

小鳥「伊織ちゃんは、形が壊滅的になっちゃって、ハート形が歪になったのを『これはクローバー型なのよ! もらえるだけでも感謝しなさいよね』とかいいながら渡してきたり……」

小鳥「あずささんは、チョコを買いに行ったんだけど迷子になっちゃって、たまたま通りがかった店で『運命のチョコ』なんて名前のを見つけてあらあら買いしちゃったり」

小鳥「亜美ちゃん真美ちゃんは二人でひとつのハートになるようなチョコを、別々で渡しに来たり……。もちろん中にはアレなのが入ってて……」

小鳥「美希ちゃんは、チョコの作り方よくわからなくておにぎり型のを作ってきちゃって中に梅干し外に海苔とか! で、『ハニー! あーんなの!』とか食べさせてくれたり」

小鳥「響ちゃんは、家族みんなにも砂糖控えめなのを作るんだけど、忘れてそれをそのまま作ってきちゃってビターなチョコになってるのをプロデューサーさんが気を使って『いや、うまいぞ』とか言っちゃったり……」

小鳥「貴音ちゃんは、謎の古都から和菓子風チョコをいっぱい買って送ってもらうんだけど、ほとんど自分で食べちゃって『貴方様、最後のちょこ、二人で半分づつにしましょう』とか涙目で言ってきたり……」

小鳥「律子さんは、仕事が終わったあと、さり気なく残業中に渡してきて、『これでも食べて元気つけてくださいね。みんなからいっぱいもらってるだろうから、さっぱりしたチョコにしておきましたよ』なんて気遣いを見せてくれたり!」

ゼーハーゼーハー

P「……」パチパチ

小鳥「ま、まぁ、明日はそんなこともあるかもしれないなーということで」

P「相変わらず、小鳥さんの想像力は凄いですね」タラー

小鳥「あ、あははは」

P「あ、そんなこと話してたら12時になりますね。早く仕事終わらせちゃいましょう」

小鳥「そうですね……」

P「ん?」

小鳥「はいっ! プロデューサーさん! 私のチョコですよ」

P「あ」

小鳥「おもいっきり甘くしておきましたから! すぐに食べちゃってくださいね!」

P「ありがとうございます!」 




その後小鳥さんのチョコを食べながら仕事を進めた
一緒に飲んだコーヒーは砂糖を入れたはずだったが、ものすごく苦かった