765プロ事務所



P「春香と響、戻りましたー」ガチャリ

伊織「なによ!」プンスカ

真「そっちこそひどいよ!」プンプンマル

P「!?」

春香「え? これは……」

響「二人……またケンカか?」

小鳥「ああ、私が変な話題を出したばっかりに」

春香「何があったんですか?」

小鳥「私の同級生が今度子供が生まるの。それで、赤ちゃんの命名の話になって……」

小鳥「そこからみんなの名前のことに……」

P(音無さん……。律子がいないから、また妄想のネタでも仕入れてたのかな?)

真「あ! プロデューサー! 伊織がひどいんですよ!」プクー

P(真のふくれっ面……。ちょっと可愛い)

真「ボクの名前が男みたいだ、女の子には向いてないって言うんですよ!」

小鳥「それでジェリドに殴りかかるカミーユみたいに真ちゃんがおこっちゃって」

響「ぴよ子の例えはよくわからないけど、そういうことか……」

真「ボクだって、できればジョセフィーヌとかクリスティーンとかいう名前のほうがよかったよ!」

P「真……。それは……いろいろとだめだぞ」

春香「伊織、真に謝ろうよ」

伊織「事実を言ったまでじゃない」

P「たしかに、そうだな」

真「え!?」

春香「ぷ、プロデューサーさん?」

P「だが、伊織。お前の名前だって本来男の名前だぞ?」

伊織「なっ!?」

響「そうなのか? プロデューサー」

P「ああ、『伊織』は昔の武士の流行り名だな」

P「時代劇や時代小説にも男のものとしてよく出てくる名前だよ」

真「ふふーん。だってさ伊織」ドヤァ

伊織「な、何よその得意そうな目は」ウウッ 

真「男みたいな名前どうし、これからも仲良くしようよ! 伊織」

響「仲直り出来たのかなこれ?」

春香「伊織もそんなに落ち込まないで」ヨシヨシ

伊織「女の子の名前の春香には、この気持ちはわからないわよ!」

P「それは違うぞ、伊織。春香と同じ名前の男だっているぞ」

春香「ええっ!」

P「まぁ、同じ読みだが、漢字が違うのが多いけど……『遥』とかだな」

P「プロレスラーやSF作家のペンネームでもそういうのあったし」

春香「はぁ」

響「そう考えると、自分も男の子の名前、ありそうだぞ」

P「ふむ、響か。結構あると思う」

P「あ、関係ないけど俺の好きなウィスキーの名前も同じだよ、17年が高いけど特に好きだ」

響「すっ、好きとか言うなー」ヘンタイ!

小鳥(あと平成ライダーもあるわね!)フンス!

真「他にも765のみんなで、男の子の名前に使われてるのありそうだね」

伊織「そうかしら? さすがに他にはいないんじゃない?」

P「そうだな、千早も……。『千隼』とか漢字が違うパターンであるかな」

響「まさか……」

P「あと、あずささんも」

春香「」

P「雪歩だって『征帆』君とかいるらしいぞ」

小鳥「最近なら、そういう名前の男の子も多いかも」

P「ま、でも俺は、男の子の名前に使われようが、そうじゃなかろうが」

P「みんなのどの名前も好きだけどな」

伊織「あ、あんたに言われたってうれしくないわよ!」

小鳥(ほほう、これは……)

P「だってさ、それだけ男女を問わず、名前に使われているってことは」

P「それだけ、みんなに好かれてる名前ってことだろ?」

伊織「でも、私のは……」

P「健やかに育つよう、伊織のご両親が武家の名にしたんじゃないかな?」

P「名前をつけるって、簡単だけどとても大事なことだからな」

P「でも、これだけははっきり言える! みんなの名前はどれも良い名前だよ」

真「へへっ。プロデューサーありがとう!」

響「な、なぁハム蔵……。ハム蔵はこの名前つけられて気にいってるか?」

公蔵「ジュイ!」

響「そっか! よかったぞ!」

春香(響ちゃんの家族は、みんなわかりやすくていい名前よね)

P「これから、みんながアイドルとして、もっとファンに好かれれば」

P「将来、みんなの名前を子供につける親御さんもでてくるんじゃないかな?」

春香「ちょ、ちょっと恥ずかしいですけど……。そうですよね!」

P「明るい子になるように『春香』」

P「かっこいい子になるように『真』」

P「可愛い子になるように『伊織』」

P「元気な子になるように『響』」

P「そんな素晴らしいことになれば、いいなと思ってる」

P「それなら、たとえみんなの名前がつけられる赤ちゃんが、女の子でも男の子でも構わないよな?」

伊織「あんたのくせに、たまにはいいこと言うじゃない」

真「ボクも、みんなにカワイク思ってもらえるように頑張りますよ!」マッコリーン

響「それだけ、自分の名前が知られているって証拠だもんなー」

春香「目標! 全世界の『はるか』代表になる!」ワッホイ 

小鳥「あのー……」

P「ん? どうしました音無さん」

小鳥「さすがに私の名前で男性はいませんよね?」

P「……」

小鳥「え? まさか」

P「石田小鳥」ボソッ

小鳥「……」

P「『石田小鳥』でググってみてください……」

一同(誰っ?)

P「それじゃ、そろそろ真美と美希を迎えに行かなくちゃいけませんので」ソソクサ 

小鳥「どういうことなのよー!」

春香「プロデューサーさんいっちゃった……」

真「そういえばプロデューサーの名前の由来きかなかったね」ナンテナマエダッケ?

響「今度聞いてみような!」

伊織「わ、私は別にどうでもいいけど……」




その数分後、PCの画面の前で悶絶している小鳥さんが発見された。






おしまい



参考リンク:石田小鳥 - Google 画像検索