カテゴリ: アイマスSS
forget/me/not
美希「ラプンツェル」
やよい「姉の日かぁ・・」
真美「TOKYO MIDNIGHT!」響「久し振りとか言うなの巻」
765アイドル出演ラジオ番組表
……このあとは「我那覇響と双海真美のTOKYO MIDNIGHT」でお楽しみください。
ブーブーエスラジオが、22時をお知らせ致します。
ぺっぽっ ぺっぽっ ぺっぽっ ぺーーーん♪
P「いついかなる時も絶対パーフェクトコミュニケーションをとれる能力かあ」
雪歩「スプリング・スノウ」
1: ◆K8xLCj98/Y:2013/03/30(土) 01:25:53.35 ID:DOCYTEs60
ドラマの主演が決まった。
テレビ局の楽屋で、そうプロデューサーに言われた時には、何が起きたのかすら分からなくて。
私は、軽くパニックになっていたと思う。
プロデューサーと事務所に戻ると、続く小さな爆発音のようなもの。
そして、私の目の前で季節外れの雪が舞った。
「雪歩、ドラマ主演おめでとう!」
髪についた紙吹雪の一枚をぎゅっ、と握る。
雪歩「あ、ありがとうございますっ!」
ようやく、実感が湧いてきた。
真「雪歩っ、すごいよ! 本当におめでとう!」
真ちゃんが私の手を掴んで、ブンブンと縦にふる。
ドラマの主演が決まった。
テレビ局の楽屋で、そうプロデューサーに言われた時には、何が起きたのかすら分からなくて。
私は、軽くパニックになっていたと思う。
プロデューサーと事務所に戻ると、続く小さな爆発音のようなもの。
そして、私の目の前で季節外れの雪が舞った。
「雪歩、ドラマ主演おめでとう!」
髪についた紙吹雪の一枚をぎゅっ、と握る。
雪歩「あ、ありがとうございますっ!」
ようやく、実感が湧いてきた。
真「雪歩っ、すごいよ! 本当におめでとう!」
真ちゃんが私の手を掴んで、ブンブンと縦にふる。
真美「レイニー・ナイト」
1: ◆K8xLCj98/Y:2013/03/27(水) 00:23:51.95 ID:NyiC8tvm0
中3に進級したその日の夜。亜美と大喧嘩をした。
プリンを食べたとか食べないとか、そんな些細なこと。
激昂して、思わず家を飛び出してしまった。
夜の10時。叩きつけるような大雨で、気温は思い切り下がっていた。
なんとなく電車に乗る。2駅ほど過ぎた所で、ふと思い付いた。
真美「…………はるるん」
はるるんの家に行こう。
大学生になって、一人暮らしを始めたはるるんなら、家出少女の真美を、受け入れてくれるんじゃないか。
そんな甘い考えがあった。
千早お姉ちゃんやひびきんの家に行くことを考えつかなかったのは、
電車の進行方向が逆だから、だと思う。
中3に進級したその日の夜。亜美と大喧嘩をした。
プリンを食べたとか食べないとか、そんな些細なこと。
激昂して、思わず家を飛び出してしまった。
夜の10時。叩きつけるような大雨で、気温は思い切り下がっていた。
なんとなく電車に乗る。2駅ほど過ぎた所で、ふと思い付いた。
真美「…………はるるん」
はるるんの家に行こう。
大学生になって、一人暮らしを始めたはるるんなら、家出少女の真美を、受け入れてくれるんじゃないか。
そんな甘い考えがあった。
千早お姉ちゃんやひびきんの家に行くことを考えつかなかったのは、
電車の進行方向が逆だから、だと思う。
千早「ミッドナイト・バスタイム」
1: ◆K8xLCj98/Y:2013/03/17(日) 22:15:55.78 ID:v5/CpZOv0
生放送の音楽番組に出演した金曜の夜、私はウキウキしながら家に帰る。
土曜の朝早くにラジオ局で番組の収録をしなくてはならない春香が、家に泊まっているからだ。
自分で言うのもどうかとは思うけれど、春香と私は仲が良いほうだと思う。
ほら、だから今だって。
P「…………千早、大丈夫なのか?」
千早「……大丈夫、です」
楽屋に置いてあった携帯電話。
ここ2時間で、不在通知が72件。番組の放送中にも電話がかかってきている。
もちろん全部、「天海春香」と書いてある。
P「……春香…………この時間、千早は歌ってただろ」
千早「……ふふっ」
生放送の音楽番組に出演した金曜の夜、私はウキウキしながら家に帰る。
土曜の朝早くにラジオ局で番組の収録をしなくてはならない春香が、家に泊まっているからだ。
自分で言うのもどうかとは思うけれど、春香と私は仲が良いほうだと思う。
ほら、だから今だって。
P「…………千早、大丈夫なのか?」
千早「……大丈夫、です」
楽屋に置いてあった携帯電話。
ここ2時間で、不在通知が72件。番組の放送中にも電話がかかってきている。
もちろん全部、「天海春香」と書いてある。
P「……春香…………この時間、千早は歌ってただろ」
千早「……ふふっ」