2:1:2014/01/21(火) 22:51:01.40 ID:UOCx0CPC0
貴音「はあ…………」
ため息が一つ、事務所の中でこぼれた。
寒気止まぬ一月の終わりと言えど、暖房を点けている事務所内ではため息も白くなる事は無かった。
だが、その白くならなかったため息の声を聞いた者は居たようで。
小鳥「…………?」
事務机に向かって、許容範囲外の書類に人知れずうんうん唸っていた所、
こぼした陰鬱を、偶然耳にした小鳥が訝しげに貴音の方へと向ける。
小鳥「どうかしたの? 貴音ちゃん、ため息なんてついて」
貴音「……ッ、小鳥嬢……、わざとでは無かったのですが……」
小鳥「良いのよ、そんな事気にしなくって。 ……で、何かあったの?」