カテゴリ: オリジナル企画
真新しい日に向かって
■STORYM@STER
ふと、思い返す。私が心を閉ざし、歌を歌い続ける事だけに没頭していた日々の事を。
春香やプロデューサー、そして他の皆が私の事を気遣い、声をかけてくれようとも、あの頃の私はその言葉達に本心で答える事は無く、それらを何処か遠くへ押し退けるようにして冷たく返事をしていた。
何故なら、あの頃の私は歌う事だけで精一杯だったからだ。自分の過去を乗り越える為に、歌い続ける事だけで。
ずっと私は独りなのだと思っていた。優を亡くし、両親とも離れ離れになり、マンションの一室に居るのは自分だけだったから。
――でも現実は、皆は私の事を見放してはいなかった。
春香「夢の飼い主」
夢を見た。
何も無い、何も無いからこそ影すら無い真っ白な空間。
地平線の先の先まできっと何も無いんだろう、そう感じた。
そんな所に私は、二本の足でただただ立ち尽くしていた。
「ここは…………?」
キョロキョロと辺りを見渡すも、前も後ろも右左さえ、どこまでも真っ白で、
自らの姿を確認すると、先ほどまで着ていた服に先ほどまで履いていた靴だった。
それから察するにこれは夢なのでは、と推測する。
靴があるのを見るに、おそらく仕事の休憩中に眠ってしまったのかと冷静に客観視する。
千早「無音の底で」
■STORYM@STER
何も聞こえない環境下で昔のことを思いだす。
優の声 優の顔 そして、優の温もり……
静かにそれを思いだしてる意識とは裏腹に、身体がもがき苦しみだした。
ダメ、もう少しだけ。もう少しで、優が……
真美「THE NEXT GENERATION -IDOLABOR-」
真美「ふわぁ…ぁ~っとねぇぃ…」
(歯磨きをしながら出てくる真美、思いっきり背伸びをする)
真美「…今日も良い天気だねぇ」
伊織「オークっ!?」
伊織「……ったく。なんでこの伊織ちゃんが自分で衣装を取りに来なくちゃならないのよっ!?」ツカツカ
亜美「仕方無いじゃん。律っちゃんは居なくなったあずさお姉ちゃん探しに行ったんだもん」トテトテ
伊織「だいたいこういうのはスタイリストの仕事でしょ! 増税の影響で経費削減って言ってたけど、ケチり過ぎだと思わない?」プンプン
亜美「まあまあ、そう言わずに。衣装が無いとお仕事出来無いじゃんか……あっ! あずさお姉ちゃん居たっ!」
伊織「えっ? どこ?」キョロキョロ
亜美「あっちの倉庫の中に入って行ったよ! 見失う前に捕まえなくっちゃ!」タッタッ
伊織「ちょっと、亜美っ……! もうっ。しょうがないんだから」スタスタ
亜美「仕方無いじゃん。律っちゃんは居なくなったあずさお姉ちゃん探しに行ったんだもん」トテトテ
伊織「だいたいこういうのはスタイリストの仕事でしょ! 増税の影響で経費削減って言ってたけど、ケチり過ぎだと思わない?」プンプン
亜美「まあまあ、そう言わずに。衣装が無いとお仕事出来無いじゃんか……あっ! あずさお姉ちゃん居たっ!」
伊織「えっ? どこ?」キョロキョロ
亜美「あっちの倉庫の中に入って行ったよ! 見失う前に捕まえなくっちゃ!」タッタッ
伊織「ちょっと、亜美っ……! もうっ。しょうがないんだから」スタスタ
★シャッフルSS第3弾★
貴音「沈黙のぐるめ……ですか?」
店員「らっしゃあせぇ! 食券をお買い求めくぁっさーい!」
ラーメンのスープを濃い目に作り、濃厚に極太麺に絡める。
茹で上げられ冷水で締められた麺の、押し返すような歯応えと喉越し。
麺によって冷まされてもなお、強烈な個性を残す味覚を伝えるスープ。
【沈黙のグルメ】。今宵のテーマは、そう。「つけ麺」である。
響「思い出の味」
■STORYM@STER
IA大賞を完全制覇してから数ヶ月、春香と千早と自分でユニットを組んでから初めての全国ツアーをやる事になった。
名実ともに自分たちはトップアイドル、そのトップアイドルが全国を回るツアーという事で、話題性は十分にある。
律子から聞いた話だと、チケットは即日完売、急遽ライブビューイングなんてものもやる事になったとか。
久しぶりに律子の目がお金に染まっていて少し懐かしくなったな。
貴音「らぁめん探訪・特別編」
貴音「この度は生っすか!サンデー!初のDVDをご購入いただきましてありがとうございます。四条貴音のらぁめん探訪、春の特別編です」
貴音「私は今、千葉県は上総の国、富津へと向かっております」
貴音「富津には御当地らぁめんがあるそうなのですが、私も詳しいことは知らずに来ています。さて、今回はどのようならぁめんと出会えるのでしょうか?」