あんかけ速報-アイマスSSまとめサイト

あんかけ速報(あん速)は、アイドルマスターのSSをまとめています。ここでしか読めないSS、厳選されたSSを紹介しています。また独自の企画も行っております。

カテゴリ:ジャンル > シリアス

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★シャッフルSS第2弾★


「萩原さん、綺麗だったわね」

 式場を出た千早が最初に発した一言だった。ボクは未だに状況を理解できていなくて、認めようともしていなくて。だから、綺麗だとか汚いだとか、白いだとか黒いだとか、生きているだとか死んでしまっただとか、そんなものも掴めていなかった。
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初めはただ頼りないだけだった

女だらけの私達の中に急に入ってきた男

社長もいたけれど忙しいのか、事務所で姿を見ることは少なかった

変な仕事、ダブルブッキング、ミスを挙げたら枚挙に暇がないわね

それでも皆で支えていこうと思えたのは、あのひたむきな背中があったから



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☆シャッフルSS☆



真「お願いしますっっ!!!」


響「…………………………へ?」


響が事務所に入ってきていつもの、「はいさーい!」を言うのと、
僕が響に頭を下げるのは僕が遅れてほぼ同時だった。
それは、いつも通りでいつもと違う事務所でのことだった。


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☆シャッフルSS☆



「……き…。……びき…。」

「響!」

夢の途中。それが良い夢だったのか悪い夢だったのかは覚えていないが、誰かの声で起こされる。
誰だろう?自分の家には人間の言葉を喋れるのは自分一人。
自分は動物の言葉が分かるから、もしかしたらそれが人間の言葉に聞こえたのかもしれない。

響「誰だったんだろうなー。いぬ美ー」
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☆シャッフルSS☆



 冬、突然一通のメールが届いた。
 「思い出の場所で、待ってる」
 そのメールにはその一言だけが書かれていて、それを読んだボク――いえ、私はその場所へと向かっている。
 何故なら、そのメールの差出人はプロデューサーだったから。
 日が落ちて暗くなった歩道を、冷たい風に吹かれながら歩き続ける。
 さすがは真冬と言った感じで、冷たい風が吹く度に私は身を震わせる。
 私の吐息は白く、他にすれ違う人々もまた同じように身を震わせているのが伺える。
 ……でも、もう少しあるけば着く。私とプロデューサー、皆の「思い出の場所」に。

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☆シャッフルSS☆



「水瀬先輩!お疲れ様でした!」

「はいはい、いっつも元気ねぇ、アンタ達」

最近デビューしたばかりのアイドル、春日未来って言ったかしら?
屈託のない笑顔、無駄にデカい声、そして元気だけが取り得という感じで…
まあ、新人だし、勢いも大事よね。

「はいっ!それだけが自慢です!」

「ほら、未来、行くよ」

「あ、ま、待って志保さん!」

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☆シャッフルSS☆



やよい「ぐすっ……」

P「落ち着いたか?」

やよい「……はい……すみません……」


オレンジ色の夕日が放つ光が事務所の窓から入り込んでいる

淡い光に包まれた事務所の中には、やよいと俺の二人だけしか居なかった

ソファーに座り、ようやく落ち着いてきたやよいの頭を撫でる

何故この状況になってしまったのか? 事の始まりは、仕事が終わったやよいを事務所に連れ帰った時に起こった

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☆シャッフルSS☆



□ 23:00 765プロ

  がちゃっ。

P「うー……いい加減半袖は夜に寒いな」

貴音「お帰りなさいませ、あなた様」

P「あれ。電気点いてるから誰か居るんだろうとは思ったけど、貴音だったのか」

貴音「ええ、本日は何となく。此処より眺むる月が真に美しく」

P「……半月か」

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