カテゴリ:アイマスSS > 星井美希
春香「相合傘とグレゴリオ」
美希「あついあついなつのひ」
伊織「夫婦を越えていけ」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/20(金) 02:15:28.86 ID:NKOR2HtY0
あなたは今幸せ?
そう問われたとしたら、この私ーー水瀬伊織はこう答えるでしょうね。
「ええ、幸せよ」
世界にとって自分なんてなんてちっぽけだと教えられ、それでも捨てきれなかったプライドと支えてくれる仲間、時には引っ張られ、引っ張ったパートナーが私の周りにいてくれて、一つの夢が終わって、また新しい夢を追いかけ始めた私をあたたかく見守ってくれる、そんな人たちが私の周りにはたくさんいてくれた。
これを幸せじゃないだなんて、とても言えない。
あなたは今寂しい?
そう問われたとしたら、私の答えは真逆になるわね。
「ええ、寂しいわよ」と。
20も後半の、そろそろ曲がり角が気になるそんな女が年甲斐もなくセンチメンタルになるのは、今日のお昼に親友から貰った1本の電話がきっかけだったわ。
そう問われたとしたら、この私ーー水瀬伊織はこう答えるでしょうね。
「ええ、幸せよ」
世界にとって自分なんてなんてちっぽけだと教えられ、それでも捨てきれなかったプライドと支えてくれる仲間、時には引っ張られ、引っ張ったパートナーが私の周りにいてくれて、一つの夢が終わって、また新しい夢を追いかけ始めた私をあたたかく見守ってくれる、そんな人たちが私の周りにはたくさんいてくれた。
これを幸せじゃないだなんて、とても言えない。
あなたは今寂しい?
そう問われたとしたら、私の答えは真逆になるわね。
「ええ、寂しいわよ」と。
20も後半の、そろそろ曲がり角が気になるそんな女が年甲斐もなくセンチメンタルになるのは、今日のお昼に親友から貰った1本の電話がきっかけだったわ。
美希「ポッキーゲームってなあに?」
美希「世界の中心で愛を叫ぶの!」
美希「どうもなのー」貴音「皆様、御機嫌よう」
美希「あのね、ミキやってみたいことがあるの」
貴音「マクラなしですか。して、そのやってみたいこととは?」
美希「悪代官」
貴音「……もう一度お願いできますか」
美希「あくだいかん!」
貴音「大きい声で言って欲しかったわけではありません。そうですか、悪代官ですか」
美希「だから、ミキが悪代官の人になるから、貴音は越後屋さんやって」
貴音「お待ちなさい、美希」
美希「ダメ?」
貴音「ダメです。そもそも悪代官と越後屋だけでは話が終わりません」
美希「そっかぁ。やっぱり正義のお侍さんが出てきて、ズバーッてやらないとね」
貴音「そうです、制裁なき勧善懲悪に盛り上がりはございません」
美希「じゃあしょうがないから、貴音は越後屋とお侍さんやって」
貴音「私の負担高すぎませんか?」
美希「雪歩は真くんが好きなんだから」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 11:52:48.15 ID:7VyeyH9X0
「うわぁ…!今のウィンクのところ可愛いかったよ、雪歩!」
「えへへ……そんなことないよぉ」
事務所のテレビで私の出た音楽番組の録画を観ている。
今日の仕事を終えた後のひと時の休息。ソファに座る私の隣には真ちゃんがいて、私の踊り歌う姿に無邪気に感想を言ってくれる。
「はぁ…ボクも雪歩みたいにかわいい女の子になりたいなぁ……」
一通り録画を見終えると真ちゃんは物憂げにため息を吐いた。
真ちゃんに「かわいい」なんて言われると体がムズムズして顔が熱くなってしまう。
「そんな、私なんて……それに真ちゃんは……」
(かわいいよ)と、言い切る前に事務所の入り口のドアが開く音がする。
そして、直後に特徴的な語尾を付けた挨拶が耳に届いた。