あんかけ速報-アイマスSSまとめサイト

あんかけ速報(あん速)は、アイドルマスターのSSをまとめています。ここでしか読めないSS、厳選されたSSを紹介しています。また独自の企画も行っております。

カテゴリ:ジャンル > 誕生日SS

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千早「みんな覚えててくれてるかしら……」


千早「おはようございます」(ガチャ


P「おう、おはよう千早!早速だが誕生日おめでとう!それでプレゼントだがな……」


千早「え///プレゼントですか?///ま、まぁ何でもいいですけれど……」


P「そういうと思ってな!亜美!真美!出番だ!」

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「ちーはーやーちゃんっ」

頭のリボンと、いつも明るい笑顔が印象的な天海春香。私の、大切な友達…。そして、仲間。
この子がいなかったら、今の私は無かったかもしれない。

「おはよう、春香…」
「どうしたの?私の顔、なんか付いてる?」
「そんなこと無いわ、大丈夫よ」

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書店に行けば、CDの新譜も雑誌の新刊も『765プロダクション』の文字が躍る。
駅前の大型看板も、今度のアリーナライブの宣伝広告が張り出されている。
道行くサラリーマンや学生も足を止めて、携帯やスマートフォンで写真を撮っている。

その中の、一人。
私もその中の一人であるはずだ。
だが、私は意図的にそれを避けていた。
私にそんな事が許されるはずがないからだ。

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 ――冬。空気が澄み渡っており、夜空には無数の星が輝いている。私は一人、小高い丘の上にある公園で、ベンチに座りながらそんな夜空を見上げていた。
 気が付けば流れ星が流れそうな程に、綺麗な星空で。こんな景色を一人で独占するのはどうなのか、と少し躊躇ってしまいそうにもなる。
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P「…なあ、貴音。お前、今度誕生日だろう?」

貴音「はて、もうそのような季節になりましたか。時の移ろいというのは、早いものですね」

P「そうだなぁ…で、何か欲しいものはあるか?春香たちは、また別に考えてくれているようだが」

貴音「そうですねぇ…しかし…ふむ…」

P「どうした?」

貴音「…本当に欲しいもの、というのは…あるには、あるのですが」

P「…?」

貴音「…とっぷしぃくれっとです」

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2:1:2014/01/21(火) 22:51:01.40 ID:UOCx0CPC0
 
貴音「はあ…………」

ため息が一つ、事務所の中でこぼれた。
寒気止まぬ一月の終わりと言えど、暖房を点けている事務所内ではため息も白くなる事は無かった。

だが、その白くならなかったため息の声を聞いた者は居たようで。

小鳥「…………?」

事務机に向かって、許容範囲外の書類に人知れずうんうん唸っていた所、
こぼした陰鬱を、偶然耳にした小鳥が訝しげに貴音の方へと向ける。

小鳥「どうかしたの? 貴音ちゃん、ため息なんてついて」

貴音「……ッ、小鳥嬢……、わざとでは無かったのですが……」

小鳥「良いのよ、そんな事気にしなくって。 ……で、何かあったの?」

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関連SS:貴音父「娘はアイドル」



1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 22:17:01.87 ID:wTtaWsb20

それは、月が高く上った夜の事でした。
私は、ある決意を胸に秘め、庭で月光浴をしている父の後姿に、声をかけました。
このような狭い場所に居る私は、そう、まだ外の世界を知らぬまま。
もっと高みから、何も囲われていない場所から、全てを見渡したい。
そう伝えました。
父は、こちらを振り向くことも泣く、頷くだけでした。
別れの言葉を口にしようとして、しかし私はその言葉を飲み込みました。
そう、いずれはまた、帰ってくるのだから。

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765アイドル出演ラジオ番組表:SS一覧



あずさ「はーい、と言う訳で、今回は貴音ちゃんの誕生日スペシャルでーす、みなさーん、拍手~」パチパチパチパチ

貴音「ありがとうございます。私がこうして生きてこられたのも、育ててくださった両親、そしてアイドルになってからは、ファンの方々、そして支えてくれる仲間のお陰です、本当にありがたく思います」

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