★シャッフルSS第3弾★
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/25(日) 22:16:11.82 ID:e5tPknJn0
「ねえねえ亜美、亜美ってば」
「…んー…」
真美が寝ぼけた目で、ぼんやりと亜美の事を見ている。
時計はそろそろ7時半、何時もよりもちょっと早い。
でも、亜美は知ってるんだ。
昨日、お父さんがコソコソと、東丘ハンズで某国大統領の仮面を買ってきてたのを。
「最近、あんまり来ないなーと思って油断してると思ったら大間違いだかんね…」
「あー、お父さん?」
「うん、そろそろ来るんじゃないかなーって」
耳を澄ませば、ドアの外でゴソゴソ音が聞こえてくる。
「ほら、来た来た…ねえ、真美、あれどこにしまったっけ?」
「え?ああ、あれ?確かこの辺り」
外に居るお父さんに気付かれない様に、真美もコソコソと動く。
真美が引っ張り出してきたマスクをかぶる。
そして、部屋のクローゼットに2人して隠れる。
扉の隙間からこっそりのぞいてみると、お父さんがマスクをかぶって亜美と真美のベッドに向かう。