1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/11(日) 22:54:49.93 ID:rMT0qrsn0
「いらっしゃいませー」
機械的に応対するレジ打ちのアルバイトを片目に、私は店内の奥へと向かう。
仕事で遅くなった時は、いつもこうしてコンビニの惣菜コーナーで夕食を済ませてしまう事が多い。
一人分しか作らないのも寂しい物があるので、適当にハンバーグとサラダをカゴに入れ、レジへ向かう。
「427円です」
小銭入れから500円と端数の7円を出して、お釣りの80円を受け取る。
「ありがとうございましたー」
店を出ようとすると、壁に貼られた絵に目が行く。
母の日。
拙い筆跡で「おかあさんありがとう」と描かれた画用紙一杯の笑顔を見ていると、胸が引き裂かれるような気がして、慌てて絵から目をそらして逃げるように家に戻った。
機械的に応対するレジ打ちのアルバイトを片目に、私は店内の奥へと向かう。
仕事で遅くなった時は、いつもこうしてコンビニの惣菜コーナーで夕食を済ませてしまう事が多い。
一人分しか作らないのも寂しい物があるので、適当にハンバーグとサラダをカゴに入れ、レジへ向かう。
「427円です」
小銭入れから500円と端数の7円を出して、お釣りの80円を受け取る。
「ありがとうございましたー」
店を出ようとすると、壁に貼られた絵に目が行く。
母の日。
拙い筆跡で「おかあさんありがとう」と描かれた画用紙一杯の笑顔を見ていると、胸が引き裂かれるような気がして、慌てて絵から目をそらして逃げるように家に戻った。