あずさ「はい、どうも~三浦あずさです~」
あずさ「だから何なの?って言われたら~何でもないんですけれど~」
あずさ「まあそういうわけで、春香ちゃんと伊織ちゃんがね、漫才をやってたんですけれどね」
あずさ「私と漫才コンビ組みましょう~って言ったら、みんな薄ら笑いで目を背けるんですよ」
あずさ「なんでかしら~」
あずさ「真ちゃん辺りとね、一緒にホントは立とうと思ったんですけど」
あずさ「雪歩ちゃんの目がものすご~く怖かったので、やめちゃいました」
あずさ「ああ、別に喧嘩じゃないんですよ、か・け・ひ・き。なんちゃって」
あずさ「そんなわけで、今日のステージは私一人なんですけど、よろしくお願いしますね」
あずさ「まあ、漫談ということなんですけど、私こういうの初めてなので」
あずさ「何を話したらいいかよくわからないんですね。というわけで、会場の皆さーん、今日のお題、何がいいですか~?」
<昨日の晩御飯のこと!
<休みの日の過ごし方!
<おしごとのこと!
あずさ「は~い、ありがとうございます~」
あずさ「それでね、ここのステージに立つ前に、律子さんに一つ注意をされました」
あずさ「あずささんは、そういうことやるといつまでも悩んで進まないんですからちゃんとネタ考えていくんですよ!って」
あずさ「怒られちゃったので、ネタはもう作ってあるんですね~」
あずさ「じゃあなんで聞いたのかって?……私の気分です~何か問題でも~?」
あずさ「はい」
あずさ「話がぐるっと変わりますが、私ね、この前お化粧品を買いに行ったんです、貴音ちゃんと」
あずさ「貴音ちゃんってとってもお肌が綺麗なんですよ。お化粧してないのにお人形さんみたいな白い肌で、すべすべしてるの」
あずさ「何でそんなにつやつやですべすべなの?何か秘訣でもあるの?って聞いたらね」
あずさ「……何事も鍛錬です」
あずさ「ですって~、鍛錬じゃなくてタンメン食べてるからじゃないの~って言ったら、その後タンメン食べに連れて行かれました~」
あずさ「私はもう普通のサイズのでお腹いっぱいだったんだけれど、貴音ちゃんったら凄いのよ~」
あずさ「店主のオジサンがお前に食わせるタンメンがねぇ!って泣いてましたから~」
あずさ「はい」
あずさ「オバマ大統領が、広島にいらっしゃいましたねぇ……とても歴史的なことだと思います。謝罪は求めない、とても凄いことです」
あずさ「ちなみに、うちのプロデューサーもニュース見て泣いてました」
あずさ「何でかな~って聞いてみたら、俺も取引先とかから謝罪しなくていいと言われたいって」
あずさ「その前に、スケジュールの抜けとかダブルブッキングとかそういうのなくしてくださいって言ったら、そのまま事務所を飛び出していっちゃいましたけどね」
あずさ「はい」
あずさ「まあなんと言いましょうか、そろそろお時間近くなってきたと、奥の方のディレクターさんがカンペを私に向けているんですけどね」
あずさ「漫談って難しいですね、一人でこうやって話してなきゃいけない。相方が居れば任せっきりで私はどこかへ行ってしまいたい……なんて」
あずさ「え?どこか行っちゃダメだろうって?そうですね、アイドルになった以上、ステージから降りるなんて、ね」
あずさ「某アイドルの大先輩も、アイドルは辞められない!なんて言っていたくらいで、これが中々やめられないんです」
あずさ「ファンの皆さんの顔を見たり、一緒に盛り上がるっていうのは、とっても楽しい事なんですよ」
あずさ「またいずれ、皆さんとステージの前でお会いしましょう。三浦あずさでした~」
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